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AKB48チーム8:結成1周年記念コンサート開催:新メンバー、新ユニット登場で2年目の飛躍に向けて

1st anniversary of Team 8 : New members and New unit appeared.

2015.04.06

Updated by Hitoshi Sato on April 6, 2015, 16:11 pm JST

2014年4月に結成されたAKB48のチーム8が、2015年4月で1周年を迎えた。それを記念して4月3日に、東京ドームシティホールで『TOYOTA presents AKB48 チーム8全国ツアー〜47の素敵な街へ〜 チーム8結成1周年記念特別公演 in 東京』が開催された。会場には2,000人を超えるファンの方々が集まり、全国の映画館でも放映され、熱狂的な声援につつまれながら、無事終演した。1周年記念特別公演は、まさにスペシャル公演で予想を裏切る驚きいっぱいのセットリストとなった。

まずは、前座として太田奈緒(京都)と山田菜々美(兵庫)が登場し、「AKBINGO!」(日本テレビ系列)から生まれたオリジナル曲「15の春」を披露した。続いて、メンバーの手描き文字が可愛く踊る映像とともに流れる「Overture」に乗せて登場したのは、学校の先生に扮した「おぎやはぎ」の小木博明さんとチーム8メンバーで、コンサートではまさかの学園コントでの幕開けとなった。

▼前座として「AKBINGO!」(日本テレビ系列)から生まれたオリジナル曲「15の春」を熱唱する山田と太田。(©AKS)

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チーム8のオリジナル曲やAKB48の大ヒット曲の数々を、全国の東北、関東、関西などのエリアで分けられたメンバーたちが続々と披露した。そしてレニー・ハートさんの呼び込みの声とともに登場したメンバーは、しばらく空席だった福岡県代表に新たに選ばれた吉田華恋だった。ソロ曲である「ロマンスかくれんぼ」を緊張しながらも堂々とパフォーマンスした。初登場ながらステージで、一人で熱唱する姿は12歳とは思えない度胸だった。

アンコール開けは、先日さいたまスーパーアリーナで行われた<AKB48 春の単独コンサート〜ジキソー未だ修行中!〜>で発表された、チーム8メンバー10名からなる新ユニットが登場し、オリジナル曲「汚れている真実」を初披露した。「汚れている真実」は5月20日に発売されるAKB48の40thシングル「僕たちは戦わない」のカップリングとして収録される新曲で、今までのチームカラーである「フレッシュ!」「元気!」とはうって変って、大人になっていくにつれて見えてくるものごとをしっかりとしっかりと受け止め、勇気を持って自分の色を持って立ち向かっていこうという、未来への決意を伺わせる、とても力強い楽曲になっており、チーム8の新しい可能性を感じさせる楽曲である。

3時間にも渡るステージ終了後は 、高橋栄樹監督によるチーム 8の記録映像 「AKB48チーム8  1年間のキセキ (Short ver.)」が上映された。

また、公演中には、関根勤さん、又吉直樹さん(ピース)、澤部佑さん(ハライチ)、バッドボーイズさん、トップリードさんといったチーム8メンバーにとってご縁のある方々からのお祝いコメントも紹介され、1周年公演に花を添えた。又吉さんはチーム8を「明るく元気で自分が持っていないものを全て持っている」とコメントし、トップリードは「チーム8は団結力がある」と評していた。

チーム8はAKB48のチーム A、K、B、4に続く、 5つ目のチームで、47 都道府県から各代表都道府県から各代表 1名が選ばれた 47 人のメンバーで構成されている。「会いに行けるアイドル」として活動きたAKB48の中で唯一「会いに行くアイドル」をコンセプトにするチームである。メンバーはそれぞれが代表する都道府県を拠点に、 地域根差した活動行いならチーム 8として全国各地で「会いに行く」活動を行っている。メンバーの自己紹介でも、「たこ焼きやお好み焼きで有名な大阪府」など各都道府県の特徴をキャッチフレーズに入れているメンバーもいて、各都道府県を代表していることが伺えて興味深い。

チーム8の1年間の活動をまとめた「AKB48チーム8  1年間のキセキ」でもチーム8が全国で多くのイベント、コンサートなどで地道に活動し、活躍している様子が伺えた。またチーム8のメンバーは自分の出身都道府県で様々なテレビやイベントに出演するなどの活躍を見せている。これからも地域に根差した活動と全国でのツアーやイベントなどでの活躍することが期待される。チーム8の各地域での活動ぶりはいずれ「地方創生」の起爆剤になるのではないだろうか。

▼47都道府県からの代表で構成されるチーム8(©AKS)

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▼Wingletに乗ってコンサートを盛り上げるAKB48チーム8のメンバー(©AKS)

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▼1周年を終えての東京代表・小栗有以さんとコメント
『今日は、チーム8の大切な一周年記念公演でそれが東京でできてとても嬉しかったです!最初の47の素敵な街へではセンターをつとめさせていただきましたー! すごく嬉しくて楽しかったです! 今回の、一周年記念。ゆいも、チーム8メンバー46人も最高の思い出になったと思います! 今日来てくれた皆さん、本当に本当に本当にありがとうございましたー!!』(©AKS)

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▼出身都道府県名を背負って、全員がステージに集合した(©AKS)

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。

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