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Carbon 3D

3Dプリンターメーカーのカーボン3D、グーグルなどから1億ドル調達

Looks like 3D printing service has a bright future

2015.08.21

Updated by WirelessWire News編集部 on August 21, 2015, 12:11 pm JST

液状の樹脂を使用した次世代3Dプリント技術を開発するカーボン3D(Carbon 3D)が、グーグル・ベンチャーズ(Google Ventures)など複数の投資家から1億ドルの資金を調達したという。

Re/codeなどによると、カーボン3Dが開発する3Dプリンターは、製品のプロトタイプ版を作ることなどに適した従来のものとは異なり、実際の製品自体を作ることを視野に入れたもの。同社は自動車などの製造業や医療機器などの分野での生産に利用できる3Dプリンターの開発を目指しており、すでに自動車メーカーのフォード(Ford)など多数の企業で同社のプリンターがテストされているという。

今回の投資ラウンドには、グーグル・ベンチャーズ、ライネット・インベストメント(Reinet Investments)、FISの各社に加え、DSTグローバル(DST Global)創業者のユーリ・ミルナー(Yuri Milner)氏も個人で参加。またセコイア・キャピタル(Sequoia Capital)、シルバーレイク・クラフトワーク(Silver Lake Kraftwerk)、ノースゲイト・キャピタル(Northgate Capital)の既存投資家3社も追加投資しており、同社の累計資金調達額は1億4000万ドル超となったという。

なお、この話題を採り上げたWSJでは3Dプリンタの市場規模について、2014年の9億2300万ドルから2016年には30億ドル超に成長するとするガートナー(Gartner)の予測を紹介している。

【参照情報】
3-D Printer Maker Carbon3D Raises $100 Million From Google Ventures, Others - Re/code
Carbon3D raises $100M from Google Ventures and others to help
manufacturing embrace 3D printing
- VentureBeat
Carbon3D Raises $100 Million to Make 3-D Printing Speedy - WSJ

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