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おサイフケータイは、電子マネーや鉄道の乗車券、各種の会員証やクーポンなどに広く使われている。しかし、サービスを提供するにはアプリケーションやシステムの開発、運用に負担がかかり、誰もが思い立ってすぐに導入できるわけではない。この障壁を下げる可能性が高くなるサービスを、NTTドコモが始める。「モバイルマーケティングASPサービス」と呼ぶサービスだ。ASP(Application Service Provider)形式で提供するため、サービス利用企業のコスト負担の低減や導入期間の短縮といった効果が見込まれる。
モバイルマーケティングASPサービスは、携帯電話のおサイフケータイ機能を使ってCRM(顧客情報管理)を行う各種機能をサービスとして提供するもの。主なサービスメニューには(1)携帯電話をかざすだけで会員証として使える「おサイフケータイ会員証」、(2)モバイルサイトからダウンロードしたクーポンで割引サービスなどを提供できる「おサイフケータイクーポン」、(3)FeliCaのリーダー/ライターにタッチすることで情報を配信できる「トルカ」を使ってさまざまなCRM施策を実施できる「トルカ抽選」などがある。さらに会員管理やモバイルサイトの作成、顧客への情報配信などの機能も備える。情報配信では、メールだけでなく、iコンシェルやトルカなどを利用することもできる。
サービスは2010年10月1日に受付を開始、年明けの2011年1月20日に提供を開始する予定。モデルケースでの料金は、月額費用が30店舗で4万2000円から、50店舗で6万3000円から、100店舗で11万5500円から。サービス料金として、おサイフケータイ会員証が6万3000円から、おサイフケータイクーポンが5万2500円から、トルカ抽選が3万1500円からどがかかる。初期費用は別途必要だ。
このサービスの開始に先立ち、先行導入として2つの利用ケースがアナウンスされた。1つはローソンの事例で、8月31日〜9月27日の期間にドコモプレミアムクラブ会員向けの「おサイフケータイクーポン」として提供する。もう1つはイオンマーケティングの事例で、9月22日から「おサイフケータイ会員証」を導入する。
【報道発表資料】
・おサイフケータイを活用したCRMを実現するASPサービス「モバイルマーケティングASPサービス」の提供を開始
青山慎治(あおやま・しんじ)
情報通信、モバイル系の雑誌やWebサイトで記者・編集者を経て、現在はフリーランスのライター。趣味はクラシック音楽。鑑賞はもちろん、合唱で舞台に乗ることも多い。ペットは2009年夏から住み着いたオカヤドカリで、会話にならない会話を楽しんでいる。
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