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米市場第3位の携帯通信事業者であるスプリント・ネクステル(Sprint Nextel:以下、スプリント)が、第四世代の移動通信方式としてLTEを検討していると、Financial Times(FT)が報じている。
ドイツテレコム(Deutsche Telecom)は2008年に、スプリントを買収してTモバイル(T-Mobile USA)と合併させるという案を検討したものの、両社が展開する第三世代の通信方式が異なることから、この計画を断念したという経緯がある。そのため、仮にスプリントがLTEの導入を決め、かつTモバイルもLTEの導入に踏み切ることになれば、両社の合併に関する現実性が高まることになる。両社は、米市場最大手のベライゾン(Verizon Wireless)ならびに第2位のAT&Tに加入者数で大きな差を付けられているが、合併が実現すれば形成を逆転できる可能性も出てくるとみれている。
また、スプリントが出資するWiMAX通信事業者のクリアワイヤ(Clearwire)は、今年中にニューヨーク、サンフランシスコを含む主要都市にネットワークを拡大し、あわせて1億2千万人の人口をカバーする計画を進めている。この計画に関し、同社CEOのダン・ハッセ(Dan Hesse)氏はFTとのインタビューのなかで、「LTEの導入を決めた場合は、WiMAXネットワークに加えて、LTEネットワークを追加する。周波数帯を十分に保有することの良い点は、多くの自由度があること」と語ったという。
スプリントは今年5月に、次世代通信機器の選定のためのRFPを公開したが、その選択肢のなかにはLTEも含まれていた。また同社への供給元候補のなかには、中国ファーウェイ(Huawewi Technologies)、米モトローラ(Motorola)、韓国サムスン(Samsung)の名前があがっているという。
【参照情報】
・Sprint's 4G move opens way to merger - Financial Times
・China's Huawei bids for Sprint equipment deal: report - Reuters.com
林大蔵:経営コンサルティングファームから複数の通信関連ベンチャーを経て、現在は通信・IT関連の経営コンサルタント。ADSL、FTTH、ワイヤレスの技術に関して、事業モデルの観点からの分析を得意とする。
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