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グーグル、今年はモバイル分野に全力投球 - E.シュミットCEOが明言

2011.01.21

グーグルCEOのエリック・シュミット(Eric Schmidt)氏が、Harvard Business Review誌に寄稿したエッセイのなかで、「グーグルの今年の優先課題は、一にも二にもモバイル分野(の取り組み)」と述べていることが、一部のブログなどで話題になっている。

Preparing for the Big Mobile Revolution」と題されたこのエッセイのなかで、シュミットCEOは「グーグルが2011年に手がける戦略的な取り組みについて考えていくなかで、私はそのすべてがモバイル分野に関係するものだと気付いた」と記している。

さらに同氏は、具体的な重点項目として、1)より高速な無線通信網(「LTE」に言及)の展開、2)モバイルマネーの大規模展開、3)廉価なスマートフォンの世界的な普及の3つを挙げている。ただし、それぞれに同社がどうかかわっていくかについての具体的な説明は見られない。

たとえば、2番目の優先課題に関して、Android OSでNFC技術に対応するなど、いずれの項目も同社がすでに進めてきているもので、内容自体には目新しさはないものの、それでもグーグルのトップが、単に「その大半が」でも「その多くが」でもなく、「すべての戦略的取り組み」がモバイル分野に関連したものだと述べている点は注目に値すると、ReadWriteWebでは指摘している。

また、GigaOMでは「仮に10億人の手にAndroid端末が行き渡ったとして、それでもわれわれは(その状況からから)お金を儲けることができないと思うのか?」というシュミット氏の過去の発言に触れ、グーグルにとってモバイル分野は膨大な可能性を秘めていると記している。

シュミッド氏は米国時間20日に、4月からCEOの座をラリー・ペイジ(Larry Page)氏に譲り、自身は会長として共同創業者2人のアドバイザー役などをこなすことになると発表したばかり。だが、スマートフォン分野におけるアップル(Apple)との競争や、ソーシャルメディア分野でのフェイスブック(Facebook)との争いをそれぞれ有利に進める上で、急速に普及が進むAndroidプラットフォームの重要性が高まることは、トップ交代後もほぼ間違いなさそうだ。

【参照情報】
Preparing for the Big Mobile Revolution - Harvard Business Review
Eric Schmidt: All of Google's Strategic Initiatives in 2011 are Mobile - ReadWriteWeb
Google Eyes Mobile as the Key to 2011 - GigaOM
Google's goals this year are all mobile, CEO says - Computerworld
グーグル、米オレゴン州で「おサイフケータイ」技術の実証実験 - BW誌報道
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三国大洋(スタッフライター)

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