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ノキア、首位陥落 - スマートフォン販売台数でアップルが世界1位に

2011.07.22

フィンランドのノキア(Nokia)が欧州時間21日に2011年第2四半期(4-6月期)決算を発表し、同期のスマートフォン出荷台数が前年同期比34%減の1670万台にとどまったことを明らかにした。これにより、同期間中に2034万台のiPhoneを販売したアップル(Apple)が新たに世界最大のスマートフォン・メーカーになったことが判明した。

ノキアは1996年に「Nokia Communicatar」を発売して以来、スマートフォン販売台数で15年間首位の座を守ってきたが、2007年夏に初代iPhoneを発売したアップルはわずか4年でこの首位の座を奪ったことになる。

また、ノキアはスマートフォンの売上金額でもすでにアップルから大きく水を開けられている。同期のスマートフォン売上はノキアが340億ドルだったのに対し、アップルは4倍弱にあたる1330億ドルを記録している。

さらに、サムスン(Samsung)の同期中のスマートフォン出荷台数については、1950万台前後との予想がアナリストらから出されており、この予想が大きく外れることがなければ、ノキアはサムスンにも抜かれて一気に3位に転落することになる。

また、ノキアが苦戦しているのはスマートフォン市場だけではない。同社の4-6月期の携帯電話機出荷台数は、前年同期比20%減の8850万台まで縮小しており、調査会社IDCでは同期中にサムスンがノキアを抜き去る可能性があると予想していた。

スマートフォン市場で一時は65.5%ものシェアを誇ったノキアだが、2007年7月のiPhone発売以降はシェアの低下が続いており、アップルやAndroid陣営のサムスンやHTCなど各社が勢いを増すなかで、同社の市場シェアは2011年第1四半期に24.3%まで減少していた。

この業績低迷を受け、ノキアは昨年9月にマイクロソフト(Microsoft)からステファン・イーロップ(Stephen Elop)をCEOに招聘。今年2月にはマイクロソフトとの戦略提携を発表し、同時に長年採用していた自社製OS「Symbian」に代えてマイクロソフトのWindows Phone 7 OSを新たな主軸OSにすることを表明、今年から来年にかけて同OS搭載スマートフォンの発売を予定しており、巻き返しを狙っている。


【参照情報】
Apple overtakes Nokia in smartphone stakes - FT.com
Apple: World's Largest Smartphone Vendor - AllThingsD
Official: Apple sold more iPhones than Nokia's entire range of smartphones in Q2 - TNW
アップルQ3(4-6月期)決算で出てきた「主な数字」など(編集担当メモ)
ノキア、スマートフォンの価格を最大15%値下げ - シェア減少食い止めに「異例」の措置
ノキア、今四半期にも首位陥落か - 「サムスン、アップルが浮上」とのアナリスト予測


中村航、三国大洋(スタッフライター)

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