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先週、2割を超える大幅な業績予想の下方修正を発表したHTCの株価が、5日間連続で値下がりを続けてたという。
HTCは23日に、今四半期の売上が前四半期にくらべて約23%の減少となるとする予想を発表。これを受けて、同社の株価は24日、25日の両日、台北市場でストップ安となる6.9%の下落をそれぞれ記録。この結果、同社の株価は5日間で24%下落、また今年4月28日につけたピークの株価に比べて約6割も下落したという。
HTCではこの不振の原因として、売上の約半分を占める米国市場や同20%を占める欧州市場の景気の悪化、ならびにアップル(Apple)やサムスン(Samsung) などとの競合激化を挙げていた。
これに対し、シティグループ(Citigroup)の台北駐在の2人のアナリストは、HTCの業績低迷について「マクロ経済などよりも、他社に比べて見劣りがする同社の製品に依るところが大きい」との見方を記したレポートを発表しているという。
HTCは、今年第3四半期に米国のスマートフォン市場で、サムスンやアップルを押さえて販売台数で首位に立つなど、Android陣営の端末メーカーのなかでも「勝ち組」とみられていた。
しかし、同社が10月末に発表した第3四半期の決算で、売上の伸びが前四半期比で9%増にとどまったことや、端末の平均販売価格が2010年第4四半期の362ドルをピークに、今年入って低下を続けていることなどを挙げ、これまでのような急激な成長はもはや期待できない、とする見方も一部で出ていた。また、HTCの潜在的な不安材料として、サムスンの「Galaxy S II」やアップル「iPhone」のような大ヒット商品の不在のほか、独自の「Sense」UI以外にはAndroid陣営内での差別化要因が見あたらない点も指摘されていた。

[2010年年初からの株価 - 出典:Google Finance]
【参照情報】
・'Inferior products' to blame for weak HTC sales in Q4, Citigroup says - BGR
・HTC Sinks to July 2010 Low as Brokerages Slash Ratings, Targets - Bloomberg
・HTC shares tumble after it cuts forecasts - FT
・HTC、今期の業績予想を下方修正 - S3グラフィクス買収も見直しに
・急成長の「踊り場」に立つHTC - 大ヒット商品の不在などに懸念の声も
・中国のスマートフォン市場、出荷台数で米国に肉薄 - 米ではHTCが首位に(カナリス調べ)
梅田志桜里、三国大洋(スタッフライター)
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