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モトローラ(Motorola Mobility)が米国時間25日、米フロリダ州の連邦地裁に対し、アップル(Apple)の「iPhone」などで使われている無線アンテナなどに関連する技術が自社の6件の特許を侵害しているとして、「iPhone 4S」ならびに「iCloud」の提供差し止めを求める訴えを起こした。
今回の訴えの根拠となったのは、ワイヤレスアンテナ、ソフトウェア関連など6種類の特許権で、2010年にモトローラが同じフロリダでアップルを提訴した際に根拠とした特許権と同一だという。ただし今回は、2011年にリリースされた製品やサービスが対象となっている。
モトローラは、他のAndroidメーカーと同様、アップルとの間で複数の訴訟を争っている。そのなかで、昨年12月にはドイツでモトローラの訴えを認める判決が下され、アップル製品のドイツへの輸出を禁じる差し止め命令の発動が認められていた。また今月13日には米国の国際貿易委員会(U.S. International Trade Commission:ITC)が、モトローラがアップルのデザイン特許を侵害しているというアップルの訴えを退けている。
なお、モトローラについては昨年8月、グーグル(Google)が同社を125億ドルで買収すると発表している。Androidを開発するグーグルでは、モトローラが保有する強力な特許ポートフォリオを買収理由の一つに挙げていた。また、昨年9月にはAndroid陣営の端末メーカー、HTCがグーグルから取得した特許権を使ってアップルを訴えていた。
そうしたことから、現在各国政府の承認待ち状態にあるグーグルのモトローラ買収が成立した場合、Android陣営の端末メーカー各社が、アップルやマイクロソフト(Microsoft)との間の一連の訴訟合戦を戦う手段として、モトローラの特許を利用する可能性もあるとWSJなどが指摘している。
【参照情報】
・Motorola Sues Apple Over iPhone 4S, iCloud - WSJ
・Motorola sues Apple for patent infringement - Reuters
・Motorola Mobility sues Apple in the US over six products including the iPhone 4S - The Next Web
・米ITCが「モトローラはアップルの特許権を侵害していない」とする判断
・「18件の切り札」を手にするグーグル - モトローラの特許に対する専門家の見解(Bloomberg)
・モトローラ、アップルを特許侵害で提訴 - スマートフォンを巡って過熱する法廷闘争
平松波央、三国大洋(スタッフライター)
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