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4. 2005年〜2006年に設備投資を絞ったツケが今きている

2010.08.11
キャリア
KDDI
発言者
山科 拓氏
キーワード
設備投資

KDDIは、2005年、6年のときに、設備投資をちょっと絞っていた時期があって、ここ数年はそのツケが回ってきている感じが若干あります。あの当時、設備投資を絞った理由というのは、周波数の再編の中である程度節約したかったんだろうなという感覚が少なからずあるわけですが、いよいよ新しい周波数帯に投資をしていかなければいけない時期がきて、それ以上にデータトラフィックが成長していて、苦しい年が2年、3年続いているという状態というのが現状だと思います。


苦しい中でも3.5G化への投資が必要 大量トラフィックに責められていよいよ我慢の限界 大規模トラフィックで勝負できるインフラが整っている 2005年~2006年に設備投資を絞ったツケが今きている LTEを本当にやる気があるのか? データARPUと音声ARPUの逆転で設備投資に待ったなし 基地局設備には余裕があるし、「日本全国渋谷の駅前化」するという覚悟もある フェムト・Wi-Fiオフロードはファイナンスの都合 指標の信頼性が分からなくなってきた 指標の不明さはゴールの不明さを表しているのではないか 投資は間に合うのか? 財務レバレッジが下がっていて、資産効率は良くない状態 何もかも全部自力は厳しい 事業変革の必要性 MVNOに対しては、設備と販売チャネルを持つ強みで、自然体で臨む 本来はUQコミュニケーションズのMVNOを売りたいのかも CDMAからの貼り替えはやはり不利 プチNTT化してきたKDDIの計画経済が破たんした LTEと電話の共存が苦しい JCOMの活用の方策に期待する どこかで何かをオフバランスしなくてはいけない 他2社に比べて営業コストをかけすぎている ブランド価値の毀損をどう考えるか 過去の栄光は捨てて空気を読め 彼らの成長とは一体何なのか 資産効率がいいという見方もできる 回転効率偏重の財務状況で何ができるのか アップル頼みの綱渡りが現状 ぎりぎりの綱渡りで、社会的責任を負いきれるのか? ともかく真面目に設備投資をするべきだ インフラを持ち続けたいのか? NTTよりも重い社会責任を持っている可能性がある 本音はインフラビジネスから撤退したい? 緊急時の情報伝達インフラとして安心できるのか? LTEエコノミーは成立するか? LTEで何が変わるのかが見えない 帯域別料金設定が受け入れられれば、本気になるだろう ユーザーに差を納得させるのは難しい 消費者の負担の上で成長企業であり続けるという腹の括り方ができているのか LTEをレバレッジの要素にできるのはKDDIではないか メディアハイブリッドの中で何を選ぶのか ZTEから新機種を調達した意味 ベンダーファイナンスは経済圏で考える やれることは何でもやって突き進むだろう ホワイトクラウドはレベニューシェアか? 来年度、増収増益に転じれば、LTEへの投資枠が増える可能性 2年遅れは今度こそ致命傷 UQの好調が逆に足かせになるかもしれない リッチなコンテンツを快適に見られるかどうかがユーザーには大事

山科 拓氏山科 拓氏(やましな・ひろし)
シティグループ証券株式会社 株式調査部 通信・インターネット担当アナリスト
証券アナリストとして10年以上に渡って日本の通信、インターネット、IT、ソフトウェア、メディア、ゲーム業界などを担当。ソフトウェア企業でCFOを務めた経験も有する。2007年7月よりシティグループ証券でアナリストとして通信・IT・インターネット業界を担当している。

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