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やはり、携帯業界がこの10年間、非常に成長してきたことを振り返ると、一番大きいのは、iモードだったんだなと思います。そう考えると、次の10年もコンテンツというのが鍵になってくるのなというふうに思っています。
奇しくも、ここ最近の動きを見ていると、KDDIはソニーと組んでまた電子書籍端末を作るようで、着うたをやっていた社長が新会社に就任して、着うたビジネスの成功をたぶん電子書籍に持っていこうとしてそこで儲けようとしている(笑)。
片や、ドコモは「踊る大捜査線」人気のキャンペーンとかやったりして、すごいお金を投資して、プロに作らせてそれを配信するみたいなことをやっていたる。ソフトバンクは「ビューン」を作ったはいいものの、ネットワークがいまいちで、パンクしたみたいな感じになっている。
各社、ネットワークに対する考え方、コンテンツに対する考えもちょっとずつ微妙に違っていたりするし、そこの競争軸が盛り上がってくると、ひとつのポイントになってくるのかなと思っています。
auは何だかんだ言って、コンテンツの売上で毎月500円くらいARPUとしてあるらしいという話なので、そう考えるとさらにそこに、数百円なのかわからないですけど、上乗せする可能性はあると思います。
おそらくいろいろな日本の権利者をまとめることができる会社ってキャリアくらいしかないと思うんです。放送業界もそうだし、出版もそう。課金代行システムによってそれなりにビジネスとして成功するというのは、キャリアが提供しなくてはできないことなので、もっとその辺は強化してほしい。
LTEかWiMAXかというのはユーザーには関係なくて、リッチなコンテンツを快適に見れるかどうかという選択肢でしかないと思うので、そこをうまく見せることがキャリアの成長のためには大切なのかなと思います。
石川 温氏(いしかわ・つつむ)
ケータイジャーナリスト
日経ホーム出版社に入社し、月刊誌『日経Trendy』編集記者に。ケータイ業界を中心に、ヒット商品、クルマ、ホテルなどを題材に記事を執筆。2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界はキャリア、メーカー、コンテンツプロバイダーなど幅広く取材。
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