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ラウンドテーブルトーク

9. 指標の信頼性が分からなくなってきた

2010.08.11
キャリア
業界全体
発言者
石川 温氏
キーワード
財務状況

今回の決算も、あるいはここ数年そうですけれども、どの数字を信用していいのかわからなくなりつつあるのかなというのが正直なところであります(笑)。だんだん数字が無意味化している。

例えば、デジタルフォトフレームみたいなものが出てきましたが、あれを契約者数としてカウントして、しかもあれがARPUとして月500円しかもらっていない中、全体の数字がどう影響をうけるのか、あるいはパケットを使っている人は天井にはりついてずっと使っている一方で、全然使っていない人もいる。

じゃあ、その平均値を出したところで、それがどれだけ有効な数字なのかというのはよく分からない部分もある。昔の単純な音声とデータのARPUの見比べ方とは何かしら変えなければいけないのかというところはありますし、それだけで好調・不調を語るのもなかなか難しくなってきている。それに置き換わる数字が何かあればいいんですが、それはなかなか見出せない。メディアとしては契約者数が何カ月連続ナンバーワンだった、というのがニュースになってしまうところが、何とも言えない、自分としても歯がゆい思いを感じているところがあると思います。

あと、今後、iPadみたいなものが相次いで出てきたらARPUはどうなるのかという話もあります。一方で、スカイプがどんどん利便性が上がって、そのうち3Gを使えるようになって、さらには今後マルチタスクで通話もできるようになってきたら、その辺にどうキャリアとして取り組んでいくのか。その辺、非常に各社悩ましいんだろうな、というところを横から見て楽しんでいるという感じですね。


苦しい中でも3.5G化への投資が必要 大量トラフィックに責められていよいよ我慢の限界 大規模トラフィックで勝負できるインフラが整っている 2005年~2006年に設備投資を絞ったツケが今きている LTEを本当にやる気があるのか? データARPUと音声ARPUの逆転で設備投資に待ったなし 基地局設備には余裕があるし、「日本全国渋谷の駅前化」するという覚悟もある フェムト・Wi-Fiオフロードはファイナンスの都合 指標の信頼性が分からなくなってきた 指標の不明さはゴールの不明さを表しているのではないか 投資は間に合うのか? 財務レバレッジが下がっていて、資産効率は良くない状態 何もかも全部自力は厳しい 事業変革の必要性 MVNOに対しては、設備と販売チャネルを持つ強みで、自然体で臨む 本来はUQコミュニケーションズのMVNOを売りたいのかも CDMAからの貼り替えはやはり不利 プチNTT化してきたKDDIの計画経済が破たんした LTEと電話の共存が苦しい JCOMの活用の方策に期待する どこかで何かをオフバランスしなくてはいけない 他2社に比べて営業コストをかけすぎている ブランド価値の毀損をどう考えるか 過去の栄光は捨てて空気を読め 彼らの成長とは一体何なのか 資産効率がいいという見方もできる 回転効率偏重の財務状況で何ができるのか アップル頼みの綱渡りが現状 ぎりぎりの綱渡りで、社会的責任を負いきれるのか? ともかく真面目に設備投資をするべきだ インフラを持ち続けたいのか? NTTよりも重い社会責任を持っている可能性がある 本音はインフラビジネスから撤退したい? 緊急時の情報伝達インフラとして安心できるのか? LTEエコノミーは成立するか? LTEで何が変わるのかが見えない 帯域別料金設定が受け入れられれば、本気になるだろう ユーザーに差を納得させるのは難しい 消費者の負担の上で成長企業であり続けるという腹の括り方ができているのか LTEをレバレッジの要素にできるのはKDDIではないか メディアハイブリッドの中で何を選ぶのか ZTEから新機種を調達した意味 ベンダーファイナンスは経済圏で考える やれることは何でもやって突き進むだろう ホワイトクラウドはレベニューシェアか? 来年度、増収増益に転じれば、LTEへの投資枠が増える可能性 2年遅れは今度こそ致命傷 UQの好調が逆に足かせになるかもしれない リッチなコンテンツを快適に見られるかどうかがユーザーには大事

石川 温氏石川 温氏(いしかわ・つつむ)
ケータイジャーナリスト
日経ホーム出版社に入社し、月刊誌『日経Trendy』編集記者に。ケータイ業界を中心に、ヒット商品、クルマ、ホテルなどを題材に記事を執筆。2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界はキャリア、メーカー、コンテンツプロバイダーなど幅広く取材。

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