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今回の決算も、あるいはここ数年そうですけれども、どの数字を信用していいのかわからなくなりつつあるのかなというのが正直なところであります(笑)。だんだん数字が無意味化している。
例えば、デジタルフォトフレームみたいなものが出てきましたが、あれを契約者数としてカウントして、しかもあれがARPUとして月500円しかもらっていない中、全体の数字がどう影響をうけるのか、あるいはパケットを使っている人は天井にはりついてずっと使っている一方で、全然使っていない人もいる。
じゃあ、その平均値を出したところで、それがどれだけ有効な数字なのかというのはよく分からない部分もある。昔の単純な音声とデータのARPUの見比べ方とは何かしら変えなければいけないのかというところはありますし、それだけで好調・不調を語るのもなかなか難しくなってきている。それに置き換わる数字が何かあればいいんですが、それはなかなか見出せない。メディアとしては契約者数が何カ月連続ナンバーワンだった、というのがニュースになってしまうところが、何とも言えない、自分としても歯がゆい思いを感じているところがあると思います。
あと、今後、iPadみたいなものが相次いで出てきたらARPUはどうなるのかという話もあります。一方で、スカイプがどんどん利便性が上がって、そのうち3Gを使えるようになって、さらには今後マルチタスクで通話もできるようになってきたら、その辺にどうキャリアとして取り組んでいくのか。その辺、非常に各社悩ましいんだろうな、というところを横から見て楽しんでいるという感じですね。
石川 温氏(いしかわ・つつむ)
ケータイジャーナリスト
日経ホーム出版社に入社し、月刊誌『日経Trendy』編集記者に。ケータイ業界を中心に、ヒット商品、クルマ、ホテルなどを題材に記事を執筆。2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界はキャリア、メーカー、コンテンツプロバイダーなど幅広く取材。
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