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ビッグチャンスは「テレビの外側」にあり 〜米国スマートテレビサービスの現状

2011.09.27

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(cc) Image by Michael Coghlan

デジタル機器の普及 -テレビ以外の機器への配信がチャンス−

6月に訪れたロンドンでも、今月訪問したサンフランシスコでも、家電量販店のテレビ売場には、スマートテレビが大きく飾られている。アメリカで売られていたスマートテレビは55インチが主流で、大体1,800ドル程度だ。テレビの価格は、世界どこへ行ってもそれほど変わらない。

それでも、海外の電器店ですぐ気付くのは、テレビ以外に映像や音楽が楽しめるデジタル機器がたくさん売られていることだ。アメリカの業界団体は、今後4年でタブレット端末、スマートフォンがテレビの3倍の3億台も普及すると今年の初めに発表している。

問題は、その3億台で、映像や音楽が消費されるとしたら、いったい誰がコンテンツを配信するのか、そのメディア消費をマネタイズするのは誰なのか?という点だ。つまり、スマートテレビを論じるには、テレビの外側に新たな映像コンテンツ市場が誕生し、新しいビジネスモデル生まれる点が重要となろう。

アメリカの広告市場でテレビ局のシェアは30%になる。スマートフォンやタブレットで映像が見られるときに、テレビ局はそのシェアを守れるのだろうか。それとも、新興企業が新たなビジネスモデルを構築するのだろうか。このビッグチャンスに魅力を感じているのは誰なのか、次に見ていこう。

スマートテレビ


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志村 一隆(しむら・かずたか)
情報通信総合研究所主任研究員。1991年早稲田大学卒業、WOWOW入社。2001年ケータイWOWOW設立、代表取締役就任。2007年より情報通信総合研究所で、メディア、インターネットの海外動向の研究に従事。2000年エモリー大学でMBA、2005年高知工科大学で博士号を取得。文系・理系に通じ、さらには国内外のメディア事情、コンテンツ産業に精通。著書に『ネットテレビの衝撃―20XX年のテレビビジネス』(東洋経済新報社)『明日のテレビ チャンネルが消える日』(朝日新書)がある。

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