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豪法廷、サムスンの控訴認める判断 - Galaxy Tab 10.1、とりあえず販売可能に

2011.11.30

サムスンとアップルがタブレット端末の特許侵害をめぐり、オーストラリアの法廷で争っている裁判で、現地時間30日にサムスンの主張を認める判定が下された。これにより同社は、今年の年末商戦期に「Galaxy Tab 10.1」を販売できることになった。

GALAXY Tab 10.1 - Samsung Mobile
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この裁判では、シドニー連邦地裁の判事がアップル側の主張を認め、サムスンに対して同タブレットの販売仮差し止めを命じる判定が下されていた。サムスンではこの判定を不服として控訴を行っていた。

Sydney Morning Herald(SMH)によると、この日は3人の連邦判事が全員一致でこの判断を下したが、アップル側ではさっそく豪連邦高等裁判所への提訴の準備に入ったという。また、12月2日午後まで仮差し止め取り消しの保留("stay")が認められたことや、在庫状況が未確認であることから、サムスンによる同製品の発売は早くとも12月以降になるという。

アップルとサムスンは現在、世界各国の法廷で20件以上の特許関連訴訟を争っているが、豪の裁判ではGalaxy Tab 10.1に使われているタッチスクリーン関連の特許が最終的な争点となっていた。そして、10月にはサムスンに販売仮差し止めを命じる判断が下されたことから、同社は今年の年末商戦期に豪市場でタブレット端末を販売できなくなる可能性が高まっていた。

今回の逆転判定について、韓国HI Investment & Securitiesのスン・ミョンスブ(Song Myung-sub)氏というアナリストは、Reutersに対し、「サムスンのタブレット関連事業に大きな影響があるとは思えず、また他のアップルとの訴訟でもサムスンに有利になるとは期待しにくい」とコメントしている。


【参照情報】
Samsung tablet ban lifted - Sydney Morning Herald
Samsung scores Australia win vs Apple in patent battle - Reuters


三国大洋(スタッフライター)

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