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独法廷、モトローラに「待った」 - アップル製品の販売差し止め実行で

2012.02.29

アップル(Apple)とモトローラ・モビリティ(Motorola Mobility:以下、モトローラ)がドイツで争っている特許関連訴訟のひとつに関し、アップル製品の販売差し止め命令実行を一時的に控えるようモトローラに求める判断が現地時間27日に下された。

この訴訟については昨年12月に、独マンハイム裁判所(Mannheim Regional Court)が、iPhoneやiPadなどのアップル製品で、モトローラが保有する技術の特許権が侵害されているとする同社の主張を認める判決を下していた。これをより、モトローラはアップル製品の販売差し止め命令を実行に移す権利を手にすることになった。また今月には、ドイツのアップルストア(オンライン)から一部のiPhoneおよびiPadが一時的に姿を消す事態に発展していた。

しかしその後、アップル側から、モトローラの訴えは本来「公平、妥当、非差別的」という原則に基づいてライセンス提供されるべき「必須標準特許」の濫用にあたるとの主張にもとづき、販売差し止め命令の撤回を求める訴えが出されていた。

今回ドイツのカールスルーエ裁判所(Karlsruhe Higher Regional Court)は、アップルが提出した書類を確認した後、モトローラに対し、控訴期間が終了するまでは販売差し止め命令を発動しないよう求めたという。これにより、アップルは当面ドイツ国内で対象となる製品の販売を継続できることになった。

ドイツでは、モトローラとアップルが、スマートフォンのロック解除方法をめぐる特許侵害などについても争っていたが、こちらは先ごろアップルの主張が認められ、当該モトローラ製品の販売差し止め命令を実行に移す権利をアップルが手にしている。


【参照情報】
Point, Apple: Motorola must wait on iOS ban in Germany - GigaOM
German Court Blocks Motorola's iPhone Injunction - AllThingsD
Motorola can't enforce standard-essential patents against Apple in Germany while appeal is pending -- huge victory for Apple, bad news for Google - Foss Patents
アップル、ドイツでモトローラに勝訴 - 画面ロックの解除方法をめぐる特許訴訟で
アップル、ドイツで一時製品販売停止の事態に - 対モトローラ特許訴訟、iCloudにも影響
モトローラ対アップルの特許訴訟 - 独でモトローラが勝訴


平松波央、三国大洋(スタッフライター)

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