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マイクロソフト、ドイツでも勝訴 - モトローラとのAndroid端末をめぐる訴訟で

2012.05.25

マイクロソフト(Microsoft)が特許権侵害を理由にモトローラ・モビリティ(Motorola Mobility:以下、モトローラ)をドイツで提訴していた訴訟で、ミュンヘンの裁判所は現地時間24日、マイクロソフトの訴えを認める判決を下した。

両社間の訴訟については、19日に米国際貿易委員会でも、マイクロソフトの訴えを認め、モトローラ製品の輸入を禁じる判決が下されていた。

今回ドイツの裁判所で争点となっていた2件の特許権のうち、モトローラによる侵害が認められたのは、メールの送信時にメッセージを分割し、受信時に再度合体させる技術で、サイズ制限を超える長いメールの送受信に使用されているものという。なお、もう1件の、複数言語対応のアプリに関する特許権については、侵害は認められなかった。

マイクロソフトは、「他のAndroidメーカーと同様、モトローラが我々から当該技術のライセンス提供を受けることを期待している」とコメント。同社はすでに、HTCやサムスン(Samsung)とはライセンス契約を結んでいる。一方モトローラは、「6月1日に裁判所から書面が届くのを待って、控訴を含めた今後の対応を検討したい」としている。

既報の通り、モトローラは22日に、グーグル(Google)の子会社となったばかり。125億ドルをかけたこの買収の目的は、モトローラが保有する特許ポートフォリオであるとされていたが、今回の判決を報じたCNET記事には「モトローラの特許権の力が及ばなかった」との指摘もみられる。

ドイツは最近、マイクロソフト対モトローラ訴訟の主戦場となっている。先日は、マイクロソフトの「Xbox360」や「Windows PC」で使用されている技術が、モトローラが保有する特許権の侵害にあたるとする判決も下されている。


【参照情報】
Microsoft legal win over Google may signal ceasefire - CNET
Motorola Mobility has infringed Microsoft patent, says Munich court - Computer World
Microsoft wins injunction against Motorola Android devices in Germany - Ars Technica
グーグル、モトローラ買収完了を発表 -- 各媒体が予想する「今後の展開」は?
マイクロソフト対モトローラの特許訴訟、米ITCがマイクロソフトの訴えを部分的に認める
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平松波央、三国大洋 (スタッフライター)

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