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世界のLTEネットワーク通信速度比較、日本は9ヶ国中最下位(編集担当メモ)

2013.02.15

オープン・シグナル(Open Signal)という英国のネットワーク関連調査会社から、世界各国で展開されているLTEサービスの通信速度に関する調査の結果が発表されている。「スマートフォン(Android端末)ユーザーがダウンロードした計測用アプリから集めたデータを集計」というその手法や、事業者ごとの利用帯域幅の違い、さらには計測端末のばらつきなど、いろいろと留意すべき点もあるが、それでも興味深い結果が出ているので少し紹介してみたい。

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[Open Signal]

まず、上掲のグラフの通り、日本はこの9ヶ国/地域(スウェーデン、香港、デンマーク、加、豪、韓、独、米、日)のなかで最もスピードが遅く、下りが平均で7.1Mbpsとなっている。ただし、オープン・シグナルのサイトにあるインタラクティブチャートをみるとわかる通り、事業者別ではソフトバンクユーザーが平均が16.2Mbps、KDDIが同14.8Mbpsに対し、NTTドコモが同5.5Mbpsで国別の平均を7.1Mbpsまで押し下げた格好。オープン・シグナルのブログには国別の傾向として「一部の都市部に人口が集中している国のほうが、人口が分散しているところよりも高速」などとする説明もあるが、一定容量の帯域を共用するユーザー数が増えれば増えるほどネットワークの混雑がひどくなり通信速度も遅くなると思えるので、実際の原因についてはよくわからない。国別・事業者別の利用者数(調査参加人数・端末数)なども公表されているともう少しいろんな事柄が見えてくるかもしれない。

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[Open Signal]

いっぽう、別のインタラクティブチャートからはこの3年間に世界各国でLTEサービスが急速に立ち上がった様子(時系列の推移)が見てとれる。2009年12月には1社2ヶ国しかなかったLTEサービスが、現在では62ヶ国で提供されており、今年はさらに19ヶ国で開始の予定があるという。

【参照情報】
The State of LTE - Open Signal
Sweden boasts the world's fastest 4G speeds; US ranks a lowly 8th - GigaOM
Report: AT&T wins LTE speed race, MetroPCS stumbles - Fierce Wireless


三国大洋(スタッフライター)

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