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世界の話題

iPhoneを体温計に変えるアプリとハード

2013.04.26

ニューヨークのスタートアップ、Kinsaはスマートフォンに装着する体温計を開発している。アプリをダウンロードして、スマートフォンのイヤホンジャックに体温計を装着して使用する。電子体温計は電池交換が必要だが、Kinsaの体温計はスマートフォンから給電するのでバッテリーが不要だし、CPUも液晶画面も不要。Android版も開発中。脇の下ではなく、口で測る。

スマートフォンを体温計代わりに使うことが目的ではなく、熱を出した子供の体温を計測した後に症状などを入力して、医師や家族、学校やグループなどと共有することができる。ゆくゆく利用者が増えれば流感が流行していく様子をリアルタイムに地図上で知ることができるようになり、個人だけでなく官公庁や医療機関、製薬会社などでも情報を活用できるようになるという。

アプリには簡易自己診断のような機能もあって、人に感染させてしまう時期がいつなのかとか、いつごろになれば快復するはずなのかといったことが分かるほか、近くの医療機関を検索し、連絡をワンタップで行える機能もある。同社はこれからFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を得て年内発売を目指しているという。


【参照情報】
Kinsa launches a smartphone-connected thermometer to create a real-time health map
Kinsa starts with thermometer, works up to realtime health map
Can smartphones solve the healthcare crisis? 4 startups say yes
Kinsaのプレスリリース


信國 謙司(のぶくに・けんじ)
NTT、東京めたりっく通信、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発に当たり、現在は株式会社ブリックスで営業アウトソーシングや多言語コンタクトセンター事業に取り組んでいる。訳書:「Asterisk:テレフォニーの未来

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