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[先週の動き]製品、ソリューションなどスマートフォンの動向が続々、契約数ではUQが開業以来最高の数値

2010.12.13

Updated by WirelessWire News編集部 on December 13, 2010, 10:00 am JST

街が忘年会シーズンの様相を呈してきた12月の2週目。冬商戦に向けた携帯電話の発売のアナウンスも引き続き聞こえてくる。スマートフォン製品の普及に伴い、関連したソリューションの提供や、セキュリティを確保するためのサービスなども着々と増えている。スマートフォンにニュース欄が占拠された感のある先週を振り返ってみよう。

続々発売へ、新型スマートフォンや電子書籍リーダー

201012131000-1.jpg冬モデルとして発表されてこれから発売になる製品の発売日が続々と見えてきた。ソフトバンクモバイルのAndroid端末「GALAPAGOS 003SH」(シャープ製)が、12月17日に発売される。Android 2.2を採用した3D端末で、おサイフケータイやワンセグなどの国内向け機能もてんこ盛りだ。

同じく17日に発売になるのは、NTTドコモの「REGZA Phone T-01C」(東芝製)。現時点では唯一となる防水スマートフォンで、おサイフケータイなどにももちろん対応している。Android端末が国内で提供されるようになって1年数カ月で、機能的には既存の一般の携帯電話にほとんど追いついてきたようだ。

一方で、5インチの大型液晶を搭載するソフトバンクモバイルの「DELL Streak 001DL」は、ソフトウエアに確認すべき事項が発生したことから、当初の12月10日から販売が延期になった。新しい発売日は、確定次第アナウンスするとのことだ。スマートフォンとタブレットのいいとこ取りを狙った製品だが、出足をくじかれた格好になった。

コンテンツに目を向けると、40種類の雑誌や新聞などのコンテンツを視聴できるサービス「ビューン」が、10日からスマートフォン向けのサービスを開始した。利用にはAndroid 2.2を搭載したスマートフォンを推奨している。

10日の金曜日には、電子書籍リーダーも発売になった。シャープの「GALAPAGOSシリーズ」とソニーの「Readerシリーズ」が同日に店頭に並んだ。GALAPAGOSは、サービスを同日から開始、また全国約2万4000店コンビニでも購入の申し込みの取次を始めるなど、動きが活発になっている。

(関連記事:[10日のスマートフォン]GALAPAGOSケータイやREGZA Phoneは17日発売、スマートフォン向けのセキュリティサービスも始まる

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スマートフォン活用へさらなる進化

端末の認知と普及の高まりに歩調を揃え、各種のソリューションの提供も進んでいる。

201012131000-2.jpgいいじゃんネットは、同社のモバイルソリューション「CACHATTO」を、KDDIの最新スマートフォン「IS03」に対応させた。CACHATTOは、社内メールやグループウエアをモバイル端末から安全に利用できる法人向けのソリューション。オプションのアプリ「CACHATTO SecureBrowser (Android) V1.22」をIS03で利用できるようにして、法人利用の端末の幅を拡大した(関連記事:いいじゃんネット、法人向けモバイルソリューション「CACHATTO」をIS03に対応)。

端末が増えれば、アクセス解析も必要になる。オーリック・システムズが12月17日に提供を開始する、リアルタイムWebアクセス解析ソフト「RTmetrics」の最新版では、増加しているスマートフォンからのアクセスを的確に判定できるように精度を向上させた。このほか、データベースのデフラグ機能を追加するなどして処理性能を向上させているという(関連記事:オーリック・システムズ、アクセス解析ソフト「RTmetrics」でスマートフォン対応を充実)。

将来に向けた実験も行われる。ソフトバンクモバイルなど8社は、Android端末を使った非接触ICによる決済の実証実験を2011年1月中旬から開始する。NFC(Near Field Communication)技術を使い、国際標準規格に準拠した方式を採用する。NFCアンテナ付きのUSIMカードを、Android 2.2端末の「HTC Desire SoftBank X06HTII」に挿して実験を行い、国際標準のモバイルNFCサービスの実現を目指すという(関連記事:ソフトバンクなどが共同で、Android端末による非接触IC決済の実験を開始)。

セキュリティ対策にも本腰

201012131000-3.jpgマカフィーは、国内でAndroid端末向けのセキュリティソリューションの提供を開始した同社の「McAfee VirusScan Mobile for Android」を日本市場でソフトバンクモバイルのAndroid端末に向けて提供というもの。ソフトバンクモバイルのサービス名称は「スマートセキュリティ powered by McAfee」で、Android端末向けのセキュリティサービスは、国内の携帯電話事業者としては初めてになる。パソコンなどと同様に、ウィルスのスキャンと、パターンファイルの更新の機能を提供する(関連記事:マカフィー、Androidのセキュリティサービスをソフトバンク向けに開始)。

KDDIは、Android搭載スマートフォン向けの「リモートデータ削除 for IS series」の試験提供を開始した。万が一、スマートフォンを紛失したり盗難に遭ったりした際に、遠隔操作で端末内のデータ削除やリモートロックがな可能なほか、スマートフォンの設定情報を収集することもできる(関連記事:KDDI、リモートでデータ削除できるISシリーズ向けのセキュリティサービスを試験提供)。

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契約純増は11月もソフトバンクの圧勝

毎月同じ見出しが続いているが、電気通信事業者協会(TCA)の携帯電話・PHSの事業者別契約数の統計では、11月もソフトバンクモバイルが純増トップを守った。8カ月連続で、他を圧倒する首位だ。11月の数値では、モバイルWiMAXサービスを提供するUQコミュニケーションズの純増数がイー・モバイルを抜いて4位に浮上したことが大きなトピック。UQコミュニケーションズの単月数値が統計に載るようになってから、最高の純増数となった(関連記事:11月の携帯電話などの純増数、UQがイーモバを抜いた)。

201012131000-4.jpgもう1つ、統計のニュース。電子情報技術産業協会(JEITA)が公表した「2010年10月移動電話国内出荷実績」は194万台と前年同月比92.0%にとどまり、4カ月ぶりのマイナスに転じた。携帯電話の出荷数に占めるワンセグ対応端末の割合が約6割まで減少したことも特記できることがらだった(関連記事:ワンセグ搭載比率が6割まで低下、10月の携帯電話出荷統計)。

このほかには、ソフトバンクグループのWireless City Planning(代表取締役社長:孫正義氏)が、総務大臣から2.5GHz帯の特定基地局の開設計画などの地位をウィルコムから継承する申請が許可されたニュースがあった(関連記事:ソフトバンクグループ、ウィルコムのXGP基地局開設計画などを継承)。また、ソフトバンクモバイルはユーザーの海外利用の利便性を図るため、旅行会社のエイチ・アイ・エス(H.I.S.)の海外店舗で充電サービスを開始することと、「海外パケットし放題」の利用可能国を6カ国増やすこと--の2つの施策を始めることをアナウンスしている(関連記事:ソフトバンク、海外のH.I.S.60支店で無料充電、海外パケットし放題の対地も拡大)。

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