WirelessWire News The Technology and Ecosystem of the IoT.

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WirelessWire Newsについて

移行期的混乱からコード(CODE)の再構築でさっさと脱出しよう

WirelessWireNewsは報道の中立性に配慮したオウンドメディアとして2010年にNokia Siemens Networks(現在のNokia Solutions and Networks)の協力を得て創刊されました。そして2016年にはNokia Siemensのスポンサードから独立し、通信の専門メディアからIoT(Internet of Things)の専門誌となるべく編集方針を変更します。

この頃から情報通信業界では、IoTのみならず、AI、ディープラーニング、フィンテック、ビッグデータ、オープンイノベーション等々に代表されるバズワードが猛烈な勢いで炸裂し始め、低成長・高福祉社会にあえぐ日本はこれを契機に国全体が移行期的混乱状態(注1)に突入した、ということには同意いただけるでしょう。

インターネットが本格的に普及し始めた90年代後半の混乱との決定的違いは「あまり希望が感じられない」ということです。現在の移行期的混乱に読者が求めるものはおそらく“安全”なのです。AIに仕事を奪われるかもしれない、地方は衰退する一方だ、働き方改革が必要だ、という各種のプロパガンダは、その安全を手にしたいがために暗中模索する様子を端的に現しています。そこで微力ながらも、安全を実現するための具体的な方法を提示していくのがWirelessWireNewsの新しいミッションなのではないかと考えました。

移行期的混乱とは、1999年にすでにLawrence Lessigが指摘していた「アーキテクチャにおける規制」の錯綜と言い換えることができます。この錯乱状態において日本は、自らが進むべき指針を見失い、政治経済の実空間と情報空間上で迷走しているようにしか見えないのは衆目の一致するところでしょう(注2)。

本来、日本人“だけ”に備わった特殊な能力など存在しません。それは先端科学技術分野であれ、モノづくりであれ同様です。和食・武士道・おもてなし・アニメで日本が復活すると本気で考えている人も皆無でしょう。

しかし、日本はどの業界においても、無思想にしかし正確に“運用”する能力には一日の長があるのではないかと考えます。企業でいえばエリートもどきが集結するであろう企画・開発部門ではなく、情報システム部あるいは保守部門のような部署です。ここにこそ日本的な働き方の特徴と将来生き残る道が残されているのではないでしょうか。

運用は、安全とセットになる概念であり行動です。その意味からも安全の方法を探ることは理にかなっていると考えるわけです。また、目に見えにくい“阿吽の呼吸”で成立するコード(code:規範)を再構成したりするのも意外と得意かもしれません。属人的に実現される安全ではなく、コードにより担保される安全こそが、本当の安全につながるはずです。

WirelessWireNewsは、安全(及びその先にある安心:注3)と次世代のコードを作り直すノウハウを提供するメディアとして自身を再構築し、読者の皆さまと共にこの移行期的混乱から脱出したいと考えています。まずは無料のメールマガジンをご購読ください。

https://wirelesswire.jp/member/

 

注1)『移行期的混乱(経済成長神話の終わり)』 は2010年に発行された平川克美氏の書籍のタイトルです。WirelessWireNews編集部としては著者の主張に完全に同意するものではありませんが、書籍として面白いのでぜひご一読ください。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480430250/

注2)ただし、Lessigの主張自体は“コードは不完全な方が良い”というものです。

注3)安心と安全の違いについてはこちらをご参照ください。
https://wirelesswire.jp/2018/01/63081/

 


スタッフ

  • 編集長:田邊俊雅
  • 編集委員:岩元直久/新井 均/板垣朝子(オルガノーバ)
  • 編集:大川祥子/中村航
  • ウェブディレクター/イメージディレクション:清田辰明(リトルピープル)
  • プロデューサ兼発行人:竹田茂

 


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