NTTデータMSE、SAPのプラットフォーム上でモバイルアプリを開発する「BizMONOLIS」を提供
2014.06.13
Updated by Naohisa Iwamoto on June 13, 2014, 19:58 pm JST
2014.06.13
Updated by Naohisa Iwamoto on June 13, 2014, 19:58 pm JST
NTTデータMSEとSAPジャパンは2014年6月13日、SAPのモバイルアプリケーション開発基盤「SAP Mobile Platform」に関するOEMライセンスのグローバル契約を締結したと発表した。この協業に基づきNTTデータMSEは、顧客ごとのビジネス要件に合致したモバイルアプリケーションを同プラットフォーム上で開発するサービス「BizMONOLIS」の提供を開始する。
BizMONOLISでは、NTTデータMSEが培ってきた屋内位置測位技術や音声・画像認識技術、近距離無線通信技術などのモバイル技術と、エンタープライズ向けモバイルアプリケーション開発基盤のマーケットリーダーであるSAPのSAP Mobile Platformを組み合わせる。これにより、顧客の業務を高度化するモバイルアプリケーションの開発を推進する。
具体的な提案例としては、(1)各種営業業務、配達・配送業務、(2)保守・点検業務などの社外業務、工場や倉庫内業務のような社内の非デスクワーク、(3)経営層向けの意思決定サポートのアプリケーションを掲げる。スマートフォンやタブレットを使うことで出先から即座に自社システムにアクセスできる環境を整えて業務効率化を進める。同時に、NTTデータMSEの技術やノウハウを活用し、屋内位置測位技術を使った社内業務の効率化、音声・画像認識や近距離無線通信技術を活用したウエアラブルデバイスなどとの連携、ソーシャルメディアを活用したビッグデータ分析技術などの提案を行う。
BizMONOLISでは、ファイルアクセス制御、ファイル暗号化、LDAP認証連携、通信データ暗号化などに対応したセキュアなアプリケーションを提供する。またSAPのバックエンドシステムへ短期間で接続できることもメリットとして掲げている。
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登録はこちら日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。