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エリートと教養18 現代日本語考 7 「がぁでぇ調」のこと

自らの不敏を曝け出すので、恥ずかしいが、かつて私は、現代世間で流行っている(と思った)話し方、「何々がぁ、どうとかしてぇ」の太字の部分をことさら強調する話し方が、まことに聞き苦しいと書いた。ここには、実は重大な誤認があった。この現象は、もともと「現代」のものではなかったのである。

2021.04.27

エリートと教養17 「男と女」ジェンダーとは何か? その1

少なくとも、このジェンダーの区別を無視しては、人間の歴史は一切語れません。そこで、現在では触れるのが最も危険なこの話題に、ここではできるだけ穏当な形で挑戦してみることにします。

2021.03.23

エリートと教養16 「食べる」ということの本質

ヒトの生命維持にとって、絶対不可欠な摂食と排泄。どちらも「人間」ではなく、「ヒト」に関わる機能ですが、それだけに「人間」としては、あからさまにそこに踏み込むことへの羞恥とそれに由来する慎み深さが、私たちの文化の中には確かに連綿と受け継がれてきていたはずです。

2021.03.18

エリートと教養15 政治家が操る空疎な「言葉」

政権側の言葉遣いもまた、言いようがないほどに貧しいものです。使われる頻度の最も高い表現は、ダントツで「しっかり」と「万全の対策を講じる」、それに「・・・と連携して」という言葉でしょうか。

2021.03.10

エリートと教養14 政治を報道する「言葉」の選択

2020年は、ウィルス禍と学術会議問題とが、メディアを賑わした。学術会議問題というのは、新規の会員登録の際、会議側が示した候補者リストのなかの六名の方について、政権交代したばかりの菅内閣が任命を「見送った」という出来事である。問題にしたいのは、この事件を報じるメディアの言葉遣いである。

2021.03.05

戦争:壮大な騙し合いを企てる者たち(後編)陰謀論の陰で陰謀は進む

「まなざしのデザイン」などを研究していると、「陰謀論」は様々な点で実に興味深い分析対象である。いつの時代も世界は陰謀に満ちており、表で語られていることだけが全てだと思うのは、あまりに素直すぎる見方である。

2021.02.26

戦争:壮大な騙し合いを企てる者たち(前編)味方もまた嘘をつく

「戦時」とはいつを指すのだろうか。戦争が起こっていない時期を平和とするならば、「平和とは二つの戦争の時期の間に介在する騙し合いの時期」と書かれた1911年の「悪魔の辞典」の定義は正しいのかもしれない。

2021.02.11

エリートと教養13 教養とは物知りのことなのか

ウイルス禍で、嫌でも家に閉じ込められる時間が長くなった今、やはりTVは生活の中に必要と感じられるものという感覚が強くなっています。それはそうなのですが、今のTV番組には、事前に予想というか期待していたようなこととは全く違っていたことが幾つかあります。

2021.02.02

スーパー書評「漱石で、できている」9 宮澤賢治の童話 その1

「私」は漱石によって作られた、とかつて書きましたが、「私」の一部(それも軽視できないほどの部分)には賢治も入り込んでいます。かといって、世にある「ケンジアン」とは、自分は少し違うように思っていますが。

2021.01.13

その情報はファクトかフェイクか? 後編 デモや暴動の情報から「事実」と「主張」を見分けるには

そもそも流れてくる情報には「事実」と「主張」が一緒に溶け込んでいる。マスメディアであってもウェブメディアであっても、メディアとはその性質上、「ある見方」の下で情報を発信するものだからだ。

2021.01.12

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