
戦争:壮大な騙し合いを企てる者たち(後編)陰謀論の陰で陰謀は進む
2021.02.26

エリートと教養11 現代日本語考 5 日本語を読む
2020.11.09

「音楽 その光と塩」 9. 「能」とは何か?
2020.11.02

反東京としての地方建築を歩く12 「前川國男のまち、弘前」
2020.10.22
「まなざしのデザイン」などを研究していると、「陰謀論」は様々な点で実に興味深い分析対象である。いつの時代も世界は陰謀に満ちており、表で語られていることだけが全てだと思うのは、あまりに素直すぎる見方である。
2021.02.26
「戦時」とはいつを指すのだろうか。戦争が起こっていない時期を平和とするならば、「平和とは二つの戦争の時期の間に介在する騙し合いの時期」と書かれた1911年の「悪魔の辞典」の定義は正しいのかもしれない。
2021.02.11
ウイルス禍で、嫌でも家に閉じ込められる時間が長くなった今、やはりTVは生活の中に必要と感じられるものという感覚が強くなっています。それはそうなのですが、今のTV番組には、事前に予想というか期待していたようなこととは全く違っていたことが幾つかあります。
2021.02.02
「私」は漱石によって作られた、とかつて書きましたが、「私」の一部(それも軽視できないほどの部分)には賢治も入り込んでいます。かといって、世にある「ケンジアン」とは、自分は少し違うように思っていますが。
2021.01.13
そもそも流れてくる情報には「事実」と「主張」が一緒に溶け込んでいる。マスメディアであってもウェブメディアであっても、メディアとはその性質上、「ある見方」の下で情報を発信するものだからだ。
2021.01.12
ドナルド・トランプが度々口にする「フェイクニュース」。これは、2017年1月に大統領選後初めて行われた記者会見の場で、アメリカのCNNの記者に対してトランプが言い放ち、日本でも話題を呼んだ。
2021.01.07
群馬県では、磯崎新が設計した高崎市の群馬県立近代美術館(1974年)が大きなホワイトキューブを備えたアートの器として、いち早く登場した。これは立方体のフレームを反復しており、1970年代に彼が展開したフォルマリズム的なデザインの代表作である。
2021.01.07
「非常識」とは一体何を指すのだろうか。それがはっきりと明文化されていそうなのが「法律」である。法治国家に住む私たちは、自分の行動の基準を独裁者に決めてもらうのでもなく、企業に委託するのでもなく、法律に委ねることにしている。
2020.12.25
「常識」というものは、どのようにして生まれるのだろうか。そもそも、私たちが何かを常識として受け入れる時に辿る道筋は、それほど多くはない。考えられるのは、主として二つのアプローチである。
2020.12.24
私たちは、一度現実として受け入れたことを疑いたくない。特にそれがずっと信じられてきたことや、大勢の人々が同じように信じるものなら、なおさら疑いを立てるのに勇気が必要だ。地球は平らであり、太陽や星々は地球の周りを回転している地球平面説は、多くの人に否定された「空想」である。
2020.12.12