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仁科博士のゲッチンゲン(Göttingen)の家―日本のノーベル賞の意外な原点

今まさに、今年2025年のノーベル賞の発表が行われています。そして、生理学・医学賞、化学賞と、日本人研究者の受賞が続いています。 日本人のノーベル賞受賞者は、1949年の湯川秀樹博士に始まり、1965年の朝永振一郎博士へ […]

2025.10.10

出発点としての山林、その経営と課題―林業を核にした地域経済の再生に賭ける

森林経済の未来を考えるとき、その出発点はとりもなおさず山林という〝現場〟だ。株式会社三菱総合研究所に在籍後、プラチナ構想ネットワークのスマート林業WG事務局で主任研究員を務めるなど、同分野のキャリアも長い株式会社アルファ […]

2025.10.09

どうして働くのか。「千と千尋の神隠し」に見る、宮崎駿の労働観

働く少女、千尋 宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」は正面から「労働」を扱った作品である。主人公は10歳の女の子・千尋。彼女は慣れ親しんだ友だちに別れを告げて、新しい街に引っ越して来た。ふくれっつらで親に口答えをし、怖がり […]

2025.10.08

AIスクレイパーボットへの対策と開かれたウェブのジレンマ

Linuxやフリーソフトウェアについてのウェブマガジンの老舗であるLWN.netが、今年の2月に「AIスクレイパーボット禍との戦い」という文章を公開しています。LWN.netのようなウェブサイトの運営には多くの課題が伴いますが、近年、生成AIシステムのモデル訓練のために、インターネット全体からデータを掻き集めようとするAIスクレイパーボットへの対策が新たに加わりました。

2025.10.07

通信がサービスに溶け込む時代へ、「ミリ波」「スライシング」「API」を核にソニーとエリクソンが示すDXの姿

「通信をどのように活用するか、通信をスマートフォン事業以外でも活用する方向で取り組みを進めている」。こう語るのはソニー クリエイティブインキュベーション部門 事業インキュベーション1部 統括部長の木山陽介氏。エリクソン・ […]

2025.10.06

違いがわかるとは、分けることである

同一性は感覚の世界ではミュートされる 知るという行為を、知らず識らずのうちに繰り返す毎日。あらためて知ることの周辺を問い直したり、原因をさぐったり、あるいはひねくり回したり、自由に歴史をたどり、世界を巡ることも。そんなこ […]

2025.10.03

NVIDIAへの痛烈な一撃! リアルタイム音声応答APIを1/4の価格で提供 感情表現も可能に

SambaNovaは、米AIスタートアップ企業のHume AIと提携したことを発表した。Hume AIは感情表現を含む音声合成や既存の人物の発音を模倣するボイスクローニング、全く未知の人物の音声を作り出すボイスクリエーシ […]

2025.10.02

英語帝国主義の功罪

フランス文学の研究者は何語で論文を書くのか 我々の周辺には、あまりに当たり前になっているために、その自明性をほとんど疑わないような事象が数多くある。かつてイザヤ・ベンダサンという謎の人物が、日本人にとって「水と安全はタダ […]

2025.10.02

理化学研究所・仁科芳雄博士はニールス・ボーア研究所から何を持ち帰ったのか

今回の「シュレディンガーの水曜日」は複数のデンマークと英国の研究所訪問記を豊富な写真付きでご紹介します。現在のニールス・ボーア研究所やキャベンディッシュ研究所で行われている最先端研究の様子、日本国内の研究環境との決定的な違い、などについても言及させていただく予定です。2時間に渡って「3人の短い旅行について雑談する」お気楽なオンラインイベントです。奮ってご参加ください。

2025.10.01

脱炭素の大きな責任が課されている化学産業―森林循環経済と化学産業(1)

「森林」と「化学産業」という一見かけ離れたテーマを掲げたこのタイトルを見て、「いったいどんな関係があるのだろう?」と疑問に思われた方も多いのではないでしょうか。実は、これからの日本の未来を考えるうえで、森林と化学産業の関 […]

2025.10.01

AIと恋に落ちる人々 ― MIT研究が示す“予期せぬ関係”

スパイク・ジョーンズ監督の映画『her/世界でひとつの彼女』(2013年)は、孤独な男性がAIアシスタントと恋に落ちる切ない物語として話題を呼んだ。しかし最新のMIT研究によれば、そうした物語はすでに現実の一部となりつつ […]

2025.09.30

相当数の世論は、順応主義的付加物にすぎない

フェイクニュースにみる真実に近づきたいという欲求 これは常々私が言ってきたことだが「フェイクニュースはSNSによって蔓延した」という考え方はメディア論において非常に問題がある。むしろ「流言」は「最も古いメディア」と言われ […]

2025.09.29