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パートナー連合プログラムも開始 KDDI ∞ Labo第7期5チームがお披露目

2014.09.26

Updated by Asako Itagaki on September 26, 2014, 01:02 am JST

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9月24日、KDDIのインキュベーションプログラム「KDDI∞Labo」第7期参加チームjに関する説明会が開催された。今期からは7月に発表された「パートナー連合プログラム」による支援も開始される。これまでは各チームに対してKDDI社員のメンターがサポートしていたが、今季はチームごとにメンタリング企業1社がサポートする。メンタリング企業は、定例会などを通じたメンターによるハンズオンサポートの他、自社のアセットを使ってチームをバックアップする。今回選ばれたのは以下の5チーム。

■Dr.JOY(Dr.JOY株式会社)
医療機関の従事者、患者と家族、MRのコミュニケーションプラットフォームを開発する。メンタリング企業は三井物産。
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■ポッサムボッサム(株式会社meleap)
オンライン上のサービスではなく、ウェアラブルデバイスを活用したAR体験型ゲームを開発する。メンタリング企業はテレビ朝日。
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■BooksOnDemand(BooksOnDemand)
執筆段階からクラウド上で作品を公開し、読者とコミュニケーションしながら出版・販売まで可能なプラットフォーム。メンタリング企業はコクヨ。
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■Fem(株式会社Add Quality)
画像解析により「写っているもの」だけでなく「状況」を判断できるAIをディープラーニングを応用して開発し、ユーザーに最適な情報を「提案」するレコメンデーションエンジンを実現する。メンタリング企業はセブン&アイ・ホールディングス。
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■sakaseru(株式会社goal)
次世代の花のECプラットフォーム。全国の花屋を集約してカタログで受発注する現状のECではなく、個店とお客様がコミュニケーションしながら花を買える新しいプラットフォームを目指す。メンタリング企業はプラス。
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また、2015年1月に予定している次回Demodayまでに、「「パートナー連合プログラム」に参加するサポート企業8社と∞Labo卒業生を含めた共催イベントを実施する。DNPとTOPPANという普段は競合する2社が、共同で「複製と創造-コミュニケーションの未来(仮)」のテーマで2回のイベント共催を予定するなど、こちらも興味深い企画となっている。

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板垣 朝子(いたがき・あさこ)

WirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。