▼The League - Date Intelligently on the App Store on iTunes
スタンフォード卒業生の女性が作ったザ・リーグ(The League)(サンフランシスコ)は、アイビーリーグや一流企業など厳選された人しか入れない独身者向けネット・コミュニティーで、先日、210万ドルの資金調達に成功している。初期のフェイスブックがハーバード大学の学生に限定されていて、しばらくは同大のメールアドレスを持っていないと参加できなかったように、ザ・リーグ(同盟、仲間)は会員を選り好みする。Tinderや現在のフェイスブックのように一定年齢以上なら国籍や年収に無関係に入れるわけではなく、大学や職業で選別される。
出会いを求める際、出会いを求めていることを友達や同僚に広く知られたくないということは多いだろう。ザ・リーグはLinkedInや初期のフェイスブックと同様にすでにメンバーになった人の招待を受けて加入するのだが、LinkedInその他のSNSとの大きな違いは、参加した後には直接の友達や同僚には見られなくなり(LinkedInのソーシャル・グラフに大きく依存した仕様になっているようだ)、また自分の好みに合わない人を見ることもなくなる点だ。
同社開発の「あなた、十分いけてるの──are-you-cool-enough──アルゴリズム」によって出身大学名や企業名などで入会資格を判断するとなると、線引きによっては不愉快な思いをする人が大勢出るかもしれない。しかし資金が集まったということは出会いを求めつつもプライバシーは守りたいというニーズがあると投資家は考えたということだろう。
【参照情報】
・The Leagueのウェブサイト
・Meet The League, a Tinder for lawyers, doctors and business pros
・Exclusive SF-Based Dating App 'The League' Gets $2.1M Boost From Investors
・Are You 'Kind Of A Big Deal?' Dating App For Elites Will Protect Your 'Personal Brand'
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