サイアノジェン、1億1000万ドルを調達へ - マイクロソフトは出資を見送りか
2015.03.16
Updated by WirelessWire News編集部 on March 16, 2015, 12:50 pm JST
2015.03.16
Updated by WirelessWire News編集部 on March 16, 2015, 12:50 pm JST
AndroidベースのカスタムOSを開発するベンチャー企業サイアノジェン(Cyanogen)が現在進めている資金調達で1億1000万ドルを調達する見込みであることが明らかになったが、同社への出資の可能性が報じられていたマイクロソフト(Microsoft)は結局出資を見送ることになったという。Bloombergが情報筋の話として米国時間14日に報じている。
Bloombergによれば、サイアノジェンは最新の資金調達ラウンドで1億1000万ドルの資金を調達することで投資家らと合意に近づいているという。またマイクロソフトは今回出資を見送ることにしたものの、現在もサイアノジェンとの提携の可能性を模索しており、これが実現した場合、マイクロソフトのアプリがサイアノジェンのソフトウェアに含まれることになるという。なおこの件についてはWSJが今年1月に、マイクロソフトがサイアノジェンに7000万ドル程度の出資を行う可能性があるとする情報筋の話を報じていた。
サイアノジェンは、すでにベンチマーク・キャピタル(Benchmark Capital)やアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)などシリコンバレー有数のベンチャーキャピタルから出資を受けている。Bloombergでは、今回の資金調達について、サイアノジェンの評価額が5億ドル以上となることや、インドのITサービス企業ウィプロ(Wipro)のVC部門であるプリムジ ・インベスト(PremjiInvest)などが出資することなどを伝えている。
【参照情報】
・Cyanogen Said to Raise $110 Million Round Without Microsoft - Bloomberg
・Microsoft not investing in Android modder Cyanogen, says Bloomberg - The Verge
・Cyanogen reportedly close to raising a $110M round, but Microsoft won't invest - VentureBeat
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