グーグル、iOS向けの「Android Wear」対応アプリを開発中(The Verge報道)
Get excited iPhone users, Google is working on Android wear app for iPhone
2015.04.10
Updated by WirelessWire News編集部 on April 10, 2015, 13:26 pm JST
Get excited iPhone users, Google is working on Android wear app for iPhone
2015.04.10
Updated by WirelessWire News編集部 on April 10, 2015, 13:26 pm JST
グーグル(Google)で、iPhoneユーザーに「Android Wear」端末を売り込むための作業が進んでいるという。The Vergeが情報筋の話として米国時間9日に報じた。
グーグルが同社のウェアラブル端末向けOS「Android Wear」をiOSに対応させる可能性は、昨年同OSのプロダクトマネージャーを務めるジェフ・チャン(Jeff Chang)氏というグーグル幹部が開発の可能性を示唆していたという。今回のThe Vergeの報道では、この開発作業が大詰めに差し掛かっており、すでに「Google Now」の情報カード表示や音声検索/コマンド機能などをiPhoneとペアリングした「Android Wear」端末で使えるところまできているほか、iOS向け「Gmail」などのアプリと連携する機能の開発なども進んでいるという。これらのアプリや機能は、グーグルが5月末に開催を予定する開発者イベント「Google I/O」で発表される可能性があるとCNETは指摘している。
Android Wearで動作するスマートウォッチは、モトローラ(Motorola)、サムスン(Samsung)、LGなどの各社から投入されているが、いずれもヒットには至っていないとされ、昨年第4四半期の出荷台数合計が約72万台にとどまったことも伝えられていた。iPhoneに対応するスマートウォッチはいまのところ、アップルからまもなく発売になる「Apple Watch」とペブル(Pebble)の一部の製品しかないため、「Android Wear」端末がiOSにも対応すれば、スマートウォッチの購入を検討するiPhoneユーザーにとっては選択肢が増えることになる。またユーザーに自社のサービスをなるべく多く使わせたいグーグルにとっては、データをやりとりする経路を確保しておくための間接的な保険とも考えられる。
The Vergeでは、「Apple Watchを投入するアップル(Apple)にはAndroid Wear端末対応用アプリの配布を認めるインセンティブがない」などとして、同アプリのリリースをめぐって一悶着起こる可能性も指摘されている。
【参照情報】
・Exclusive: Google is close to making Android Wear work on the iPhone - The Verge
・Google could bring Android Wear to iOS devices -- report - CNET
・Soon, you might be able to use a Moto 360 with your iPhone - Digital Trends
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