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JKT48総選挙、中間発表とインドネシアでのPR活動

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2015.04.21

Updated by Hitoshi Sato on April 21, 2015, 15:45 pm JST

AKB48グループの海外姉妹グループでインドネシア・ジャカルタを拠点に活動しているJKT48が今年も昨年に続いて2回目の総選挙を行っている。10thシングル(2015年5月末発売予定)の選抜メンバー及びカップリングメンバーをファンの方の投票で選ぶもので、日本のAKB48グループと同じである。AKB48グループと異なり、JKT48は立候補制ではなく全メンバー64人対象の選挙になる。メンバーは投票期間中にはインドネシア国内各都市を廻る選挙演説などの全国的なPRも行っている。例えばメンバーによるCD販売やファンとの交流も積極的に行っており、ファンからも人気がある。

▼JKT48のメンバーはインドネシアで選挙演説やCD販売を行っている選挙戦の真っ只中である。

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©JKT48 Project

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©JKT48 Project

 そして4月7日に第1回中間発表、4月14日に第2回中間発表があった。日本のAKB48からJKT48に移籍した仲川さん、近野さんも健闘しており、第1回の中間発表では仲川さんが11位(1,044票)、近野さんが10位(1,147票)だった。第2回の中間発表では仲川さんが13位(3,440票)、近野さんが12位(3,850票)だった。インドネシアでの2人の日本人の活躍ぶりと人気が伺える。特に近野さんはJKT48で初の総選挙である。

第2回の中間発表がされた後に仲川さんはTwitterで、以下のようにインドネシア語と日本語でつぶやいた。

「遊びではやっていない」という本気が伝わってくる。昨年もJKT48の総選挙に出た仲川さんは13,276票を獲得して3位だった。投票締め切りは2015年4月30日、開票イベントは5月2日。勝負はまだまだこれからである。これからの巻き返しが期待される。

好きなアイドルを投票で選ぶという日本のAKB48グループの恒例行事が、海を渡りインドネシアで2回目が行われている。メンバーとファンが一体になって、選挙だけでなくコンサートや毎日の公演を盛り上げている姿は日本と同じである。

インターネットで簡単にAKB48や日本の情報は入手できるから、AKB48グループはインドネシアでも大人気である。2015年2月にジャカルタでAKB48とJKT48が合同コンサートを行った際には、多くのインドネシア人のファンが空港にも集まった。コンサートも多いに盛り上がった。

ジャカルタのFXにあるJKT48劇場はもはや秋葉原のAKB劇場と同じか、それ以上の熱気がある。JKT48はインドネシアでは ”Super Cool” なのだ。ジャカルタに行ったら、是非FXにあるJKT48劇場に立ち寄ってみよう。

▼JKT48 9thシングル「Pareo adalah Emerald – Pareo wa Emerald」などのCDを購入して投票する。この曲は2011年7月に日本でSKE48が歌った曲で、それをインドネシア語でJKT48が歌っている。インドネシア全土でキャンペーンを行い、ファンと交流をしたり、メンバーがCDを販売している。現地での人気ぶりが伝わってくる。日本のアイドルよりもファンとの距離が近い。

▼JKT48 10th シングル選抜総選挙 第1回 中間発表(2015年4月7日)
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▼JKT48 10th シングル選抜総選挙 第2回 中間発表(2015年4月14日)
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▼第2回中間発表後の仲川さんのGoogle Plus

▼第2回中間発表後の近野さんのTwitter

【参照情報】
JKT48選抜総選挙

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。