4分の1がスマホ&タブレット導入でPC利用減少、メールやニュースの移行が顕著
2016.01.06
Updated by Naohisa Iwamoto on January 6, 2016, 07:07 am JST
2016.01.06
Updated by Naohisa Iwamoto on January 6, 2016, 07:07 am JST
マーケティング支援などを手掛けるシンクエージェントは2016年1月5日、生活者のマルチデバイス使い分け実態についての調査結果を発表した。スマートフォンの利用実態では、「地図ナビゲーションアプリ」やLINEなどの「メッセージ型のSNS」の利用が多かった。またPC利用者の4分の1がスマートフォンやタブレットを導入したことでPCの利用が経る傾向にあることがわかった。
スマートフォンの利用実態を尋ねたところ、電話とメールを除くと、「地図ナビゲーションアプリ」と「メッセージ型SNS」が52.7%、「動画サイト/アプリで動画視聴」が41.0%、Facebookなどの「情報共有型SNS」が32.2%、「ゲームアプリやゲームサイトの利用」が29.8%と上位に並んだ。ただし、年齢層によって大きく偏りがあることも判明した。「地図ナビゲーションアプリ」は、50代以上の高年齢層では7割前後と圧倒的に良く利用されているのに対して、若年層では5割以下の利用にとどまる。逆に、「動画サイトやアプリ」「音楽のダウンロード購入」「電子書籍/雑誌」は20代前半が他の年齢層と比べて飛び抜けて利用が多いことがわかった。
スマートフォンやタブレットの導入でPC利用者の動向に変化があるかどうかも調査している。この結果では、全体の半数がPC利用に変化がないとしている半面、全体の4分の1の層がスマートフォンやタブレットによってPCの利用が減少しているというデータが得られた。特に、メール(スマートフォンやタブレットに移行が46.3%、以下同)、ニュース(32.5%)、検索エンジン(30.1%)、動画(25.2%)は、PCからスマートフォンやタブレットに移行している率が高かった。また、女性ではノートパソコンの代わりにタブレットを利用している傾向があることもわかった。
【報道発表資料】
・マルチデバイス使い分け実態調査 スマホ利用者の過半数が地図ナビ利用も、20代前半と50代後半では20pt超の差 動画サイトやアプリ利用では形勢が逆転
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