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アップル、表情認識技術を開発する米AI関連ベンチャーを買収
2016.01.08
Updated by WirelessWire News編集部 on January 8, 2016, 11:31 am JST
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2016.01.08
Updated by WirelessWire News編集部 on January 8, 2016, 11:31 am JST
アップル(Apple)が、人工知能(AI)を活用した表情認識技術を開発するエモティネント(Emotinent、本社サンディエゴ)という米ベンチャー企業を買収したことが米国時間7日に明らかになった。
WSJなどの報道によれば、エモティネントが開発するのは、人の表情を識別し、感情などを判断できる技術。ディープラーニング技術を利用した同社の技術は、広告を目にしたユーザーの反応を分析したり、医者が痛み伝えることができない患者の痛みを読み取ったり、小売店での顧客の表情をモニタリングするためなどに利用されているという。またVentureBeatでは、エモティネントのブログを引用する形で、同社の技術は明るさが足りない状況にも強く、被写体となる人間の顔の一部が眼鏡や髪などで隠されていても表情を認識でき、さらに映像のなかに含まれる複数の人間の表情を同時に認識することも可能などとしている。
アップルはこれまでに、顔の分析を行うモーションキャプチャー技術のフェイスシフト(Faceshift)、ディープラーニングを活用した画像認識のパーセプティオ(Perceptio)、AIによる発話認識技術のボーカルIQ(VocalIQ)といったAI関連ベンチャーを買収している。
なお、アップルがエモティネントの技術をどのような用途に利用するかなどは現時点では不明とWSJは記している。
【参照情報】
・Apple Buys Artificial-Intelligence Startup Emotient - WSJ
・Apple buys Emotient, a company that uses AI to read emotions - The Verge
・Apple has reportedly acquired facial expression recognition startup Emotient - VentureBeat
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