capture image: SpaceX - Static Fire Anomaly - AMOS-6 - 09-01-2016(USLaunchReport)
スペースXのロケットが爆発 - フェイスブックのInternet.org用通信用衛星が巻き添えに
2016.09.02
Updated by WirelessWire News編集部 on September 2, 2016, 12:13 pm JST
capture image: SpaceX - Static Fire Anomaly - AMOS-6 - 09-01-2016(USLaunchReport)
2016.09.02
Updated by WirelessWire News編集部 on September 2, 2016, 12:13 pm JST
イーロン・マスク(Elon Musk)氏率いる民間ロケット会社スペースX(SpaceX)のロケットが米国時間1日に爆発し、同ロケットでの打ち上げを予定していたフェイスブック(Facebook)のネット通信用人工衛星が巻き添えになったという。
Bloombergによれば、フロリダ州ケープ・カナベラルであったこの爆発は、Falcon 9に搭載されたロケットエンジンの点火テストを前に、同ロケットに燃料を入れている途中で発生したもので、原因についてはまだわかっていないという。
フェイスブックでは、フランスの人工衛星関連企業ユーテルサット(Euterlsat)と協力し、米国時間3日にFalcon 9での「AMOS-6」衛星の打ち上げを目指していた。この人工衛星は、同社が中心となって進めるInternet.orgの取り組みで利用が予定されていたもの、同社はAMOS-6経由でサハラ以南のアフリカにブロードバンド接続サービスを提供する予定であったという。
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)CEOは今回の爆発について、「深く失望している」などとコメント。またこの話題に触れたWSJでは、AMOS-6について、「開発には数百人が携わり、少なくとも2年の年月と2億ドル以上の資金がかかっている」と見積もる通信関連コンサルティング企業幹部の話も紹介されている。
【参照情報】
・Rocket Explosion Leaves Facebook’s Internet Initiative Grounded - WSJ
・SpaceX Rocket Blast Destroys Satellite for Facebook Project - Bloomberg
・SpaceX rocket explosion blows up Facebook's satellite plans - CNET
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