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フェイスブック、グーグル、マイクロソフト、アマゾン、IBMが人工知能関連の企業連合設立
2016.09.29
Updated by WirelessWire News編集部 on September 29, 2016, 12:47 pm JST
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2016.09.29
Updated by WirelessWire News編集部 on September 29, 2016, 12:47 pm JST
フェイスブック(Facebook)、グーグル(Google)、マイクロソフト(Microsoft)、アマゾン(Amazon)、IBMの大手テクノロジー企業5社は米国時間28日、AI(人工知能)関連の新たな企業連合「Partnership on AI」の立ち上げを発表した。
「Partnership on AI」は、一般大衆のAIに関する理解を深めるとともに、AIの研究成果やベストプラクティスの共有を進めることを目的とした非営利団体で、マイクロソフトリサーチ(Microsoft Research)を率いるエリック・ホーヴィッツ(Eric Horvitz)氏ならびにグーグル傘下の英ディープマインド(DeepMind)共同創業者であるムスタファ・シュリーマン(Mustafa Suleyman)氏の二人が責任者を務める。
ホーヴィッツ氏はThe Vergeに対し、世間一般でAIのもたらす脅威を懸念する声が高まっていことや、AI開発を減速させかねない政府による規制の可能性が増大しているなどと指摘。その上で、開発に携わる当事者側のAIシステムの仕組みに関する情報開示や開発者自身の説明能力が問われているとの考えを述べ、AIのアルゴリズムに人間側のバイアスが入り込む可能性などについて、多くの人々を巻き込みながら、オープンな対話を続けていくのが最善の方法と考えたなどと、団体設立に至った背景を説明している。
Partnership on AIでは、定期的なディスカッションの場を設けて、AI関連の様々な話題についての議論を進めるほか、ディスカッション内容をオンラインで共有していくことも予定。さらに他のテクノロジー企業や研究グループ、非営利団体などによるこのディスカッションへの参加も歓迎するとしている。
この話題に触れたTech Crunchでは、現時点でこの企業連合にアップル(Apple)やツイッター(Twitter)、インテル(Intel)、バイドゥ(Baidu)などの各社が参加していない点に触れつつ、アップルについては参加に関心を示しているとする話も伝えている。
【参照情報】
・Facebook, Google, and Microsoft team up to pacify fears about AI - The Verge
・Amazon, Google, Facebook, IBM, Microsoft form nonprofit Partnership on
Artificial Intelligence to Benefit People and Society - VentureBeat
・https://techcrunch.com/2016/09/28/facebook-amazon-google-ibm-and-microsoft-come-together-to-create-historic-partnership-on-ai/ - TechCrunch
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