IoTがもっと身近に、遊園地でIoTシューズ利用のアトラクション、IoT電球をApple Storeで発売
2016.10.11
Updated by Naohisa Iwamoto on October 11, 2016, 12:00 pm JST
2016.10.11
Updated by Naohisa Iwamoto on October 11, 2016, 12:00 pm JST
IoTについては多くのニュースや記事が流れてくるが、生活者が身近に触れられるIoTは注目の度合いからするとぐっと少ない。そうした中で、少しIoTを身近に感じられるようなニュースがあった。1つはよみうりランドでIoTシューズを使ったアトラクションがオープンしたこと、もう1つはフィリップスライティングのIoT電球がApple Storeで販売されることだ。
よみうりランドに10月8日にオープンしたのは、KDDIとよみうりランドが共同で提供する体験型迷路アトラクション「FUMM ADVENTURE powered by au」(以下、FUMM ADVENTURE)。参加する子どもがIoTシューズ「FUMM」を着用し、スマートフォンを持った親と一緒になって星の王様が地球上の過去や未来に落とした「星のコア」を取り戻すために、タイムトラベルをするストーリーのアトラクションだ。
▼「FUMM ADVENTURE」の恐竜エリア(KDDIのニュースリリースより)
IoTシューズのFUMMには、「カラー」「感圧」のセンサーを装着。カラーセンサーが各エリアに敷かれたカラーシートに反応して、どのエリアに子どもがいるかを感知し、さらに感圧センサーが子どもの歩みや足踏みなどに反応する。これらを情報として利用して、スマートフォン上に各エリアのストーリー展開に応じた音や映像が流れる。「FUMM」は、ハッカソンで生まれたもので、ニューバランス ジャパンの協力を得て、第1弾コンセプトモデルとして開発された。
フィリップス ライティング ジャパンは、同社のスマートLED電球を10月4日にApple Storeで発売した。9月に発売した「Philips Hue Go」と「Philips Hue ライトリボンプラス」「Philips Hue ライトリボンプラス エクステンション」 に、Apple限定のホワイトパッケージを用意した。ホワイトを基調としたパッケージに包むことで、自宅での利用だけでなくギフトにも好適という。
▼Apple Storeで販売されるPhilips HueシリーズのIoT電球(フィリップス ライティング ジャパンのニュースリリースより)
これらのスマートLED電球は、IoT製品としてスマートフォンのアプリケーションからの操作で明かりをカスタマイズできる。同社は、Philips Hue専用アプリがiOS 10に対応したこともアナウンスしており、IoTを身近に感じる機会が増えそうだ。
【報道発表資料】
・「FUMM ADVENTURE」の全容を大公開。よみうりランド「グッジョバ!!」に日本初! IoTシューズを活用した体験型迷路アトラクションが明日、10月8日より遂にオープン!
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