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「いのち」をめぐる様々な実験の舞台となる大阪・関西万博

2023.03.03

Updated by WirelessWire News編集部 on March 3, 2023, 12:01 pm JST

大阪・関西万博はSociety5.0の格好の実験場となる

万博思考をめぐる考察も3回目となる。最終回となる今回は、開幕まであと3年弱と迫ってきた大阪・関西万博(正式名称:日本国際博覧会2025)を取り上げたい。2025年に大阪で開催される登録博(旧一般博)としては1970年の大阪万博以来55年ぶり2度目、認定博(旧特別博)まで含めれば、1990年の花博(国際花と緑の博覧会)以来35年ぶり3度目の万博となる。

この万博については、現時点では未定もしくは不明な点が多いためその事業イメージを具体的に思い描くことは難しいが、ここではすでに決定・公表されている情報を基にその「万博思考」の可能性を探ってみよう。

まずテーマだが、大阪・関西万博のテーマは「いのちかがやく未来社会のデザイン:designing future society for our lives」というもので、このメインテーマの下に

1. いのちをすくう:saving lives

2. いのちに力を与える:empowering lives

3. いのちをつなぐ:connecting lives

という3つのサブテーマが設定されている。

また、このテーマを支えるコンセプトは「未来社会の実験場:people's living love」というもので、

1. 展示をみるだけでなく、世界80億人がアイデアを交換し、未来社会を「共創」(co-create)。

2. 万博開催前から、世界中の課題やソリューションを共有できるオンラインプラットフォームの立ち上げ。

3. 人類共通の課題解決に向け、先端技術など世界の英知を集め、新たなアイデアを創造・発信する場に。

の3つの到達目標が掲げられている。

このようなテーマを掲げた理由として、主催者は、1)SDGs達成への貢献、2)日本の国家戦略Society5.0の実現の2つを挙げている。

SDGsは2030年までの時限目標だが、2025年という大阪・関西万博の開催時期はその達成度を測定する上でまたとない指標となるだろうし、また多くのIoT、AI、ロボティクス、ビッグデータ等が動員される万博は狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に次ぐSociety5.0の格好の実験場ともなるだろう。

コロナウイルスの猛威によって「いのち」の在り方が厳しく問われた昨今、今回のテーマが21世紀の課題解決型万博にうってつけであることは確かだが、いうまでもなく問題はその次、このテーマに即していかなるソリューションが示されるのかということにある。

※本稿は、モダンタイムズに掲載された記事の抜粋です(この記事の全文を読む)。
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