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デジタル時代とChatGPTの終焉について 5月30日(火)18:00

On the digital age and the end of ChatGPT

2023.05.26

Updated by Masato Yamazaki on May 26, 2023, 18:38 pm JST

DX、Web3、NFT、ChatGPT。ビジネスの世界はデジタルをどう使うか、世の中はどう変わるのか、そんな話題に溢れている。コロナ禍によって急激にデジタル化、ネットワーク化は加速し、オンライン消費の伸びも顕著だ。シンギュラリティも近いのではないか? という話も声高に語られ始めている。

一方で、あれほど支持されたリモートワークも、オフィスワークの再開を緩やかなモードから必須へと移行する企業も増え、対面での交流の重要性という言葉はハイブリッドワークという言葉を駆逐する勢いにも見える。

アメリカでアナログレコードの売上の伸びは2桁成長を続け、日本でも若者を中心にフィルムカメラ、キャンプ、リトリートなどアナログ回帰にも見える動きもじわりと好調だ。

とはいえ、世の中はAIとの共存を模索し続けるし、生活はますますデジタル化することは間違いのない話であり、アナログ回帰もデジタル疲れによる一時的ブームのようにも思える。いくらアナログレコードが好調であったとしてもデジタル音源の量と比べるとほんの一握りのマニアの世界であることは間違いない。2023年はAIの分岐点として語られることは間違いないのではないだろうか。

そんな中、2023年5月20日に『アナロジア AIの次に来るもの(ジョージ・ダイソン (著)、 服部 桂 (監修)、 橋本 大也 (翻訳) 早川書房)』が発売された。デジタルの限界が露わになる時、「アナログ」の秘めたる力が回帰する。ポストAIはアナログである、という大胆な仮説を持った書である。

そこで、挑戦者を応援するコミュニケーション・ハブ「FLAT BASE」は、「デジタル時代とChatGPTの終焉について。ジョブズとアナログの気づき」と題して、この本をベースとしたトークイベントを5月30日(火)18:00に急遽開催する。

ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブスなど、IT革命の当事者達を間近で取材してきた報道写真家の小平尚典と、米MITメディアラボの客員研究員を務めた服部桂、という日米で活躍しパーソナルコンピュータの進化をつぶさに見届けてきた二人のジャーナリストが語り尽くす。

これから先、人はコンピュータとどう関わっていくのか。ChatGPTの先にある未来とは何か。デジタルとアナログの趨勢について気になる人には見逃せないイベントとなるだろう。

【服部 桂氏プロフィール】
1978年に朝日新聞に入社。80年代の通信自由化の際、米通信系ベンチャー企業に出向。87年から2年間、米MITメディアラボ客員研究員。16年に朝日新聞社を定年退職後、関西大学客員教授に。早稲田大学、女子美術大学、大阪市立大学でも非常勤講師を務める。

【報道写真家 小平尚典プロフィール】 1954年北九州市小倉北区生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後渡英し社会派写真家としてデビュー。新潮社『FOCUS』創刊メンバー、御巣鷹山JAL墜落事故写真集「4/524」を新潮社から出版。1987年から米国西海岸に移住。ロングインパクトのIT革命の時代を担うPCビジョナリーを取材。ゲイツやジョブスらを中心に新しく生まれたイノベーションを多目的に検証し、「Silicon Road」「e-face」を制作。2021年スタンフォード大学ライブラリーに全写真作品がセレクトされた。現在は東京在住。公益社団法人日本写真家協会会員、早稲田大学理工学部非常勤講師。個人サイトはこちら

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関連リンク:THE THINKERS+ steve jobs展 #1

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山崎 雅人(やまざき・まさと)

通信会社社員。まじめに通信の未来を考えるかたわらで、IT初心者、小規模事業者のみなさまに気軽にITを活用して頂くための活動を推進しています。はじめてWEB経理通信Cloud Blogなども展開中。
※本文は個人としての発言であり、所属する会社等とは一切の関係を持ちません。

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