ドコモ、「HEVC」などで効率的な動画配信を実現するためのガイドライン
2014.05.29
Updated by Naohisa Iwamoto on May 29, 2014, 19:36 pm JST
2014.05.29
Updated by Naohisa Iwamoto on May 29, 2014, 19:36 pm JST
NTTドコモは2014年5月29日、スマートフォンやタブレットで快適に動画サービスが受けられるようにするための「動画配信ガイドライン」をコンテンツプロバイダー向けに作成し、公開したと発表した。ガイドラインには次世代の動画圧縮技術「H.265/HEVC」の活用に関する項目もあり、コンテンツプロバイダーに端末やネットワークに最適化した動画配信を求めていく。
動画配信ガイドラインは、NTTドコモがJストリーム、ドワンゴ、フォアキャスト・コミュニケーションズ、NTTぷららの各社の協力を得て作成したもの。モバイルネットワークで、ユーザーが動画を快適に視聴するための動画配信方法について解説している。具体的には、モバイルネットワークならではの回線事情や動画配信の技術トレンドなど「背景や技術動向の解説」、H.265/HEVC、H.264/AVCにおける解像度やビットレートの提案、ストリーミングの配信ビットレートの最適化などの「配信指針」、dアニメストアにおける「ドコモの運用事例」からなる。
スマートフォンやタブレット向けの動画サービスは、端末やネットワークの高性能化、高機能化によりすでにHD画質を超える配信が行われており、さらに今後はフルHDや4Kなどの高精細な動画サービスの提供も視野に入る。そうした中で快適な動画サービスを提供するためには、携帯端末とネットワークの性能を高める一方で、動画コンテンツプロバイダーの配信方法の最適化も必要不可欠とのことから、NTTドコモは動画配信ガイドラインを公開した。
【報道発表資料】
・次世代動画圧縮技術HEVCを活用した動画配信ガイドラインを公開
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登録はこちら日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。