アップルのティム・クック(Tim Cook)CEOは、米国時間14日に「Goldman Sachs Technology & Internet Conference」で行ったプレゼンテーション (Apple米サイトで聴取可能)のなかで、前四半期にiPhoneの販売台数が過去最大の3700万台に達したことに触れ、「いわゆる『Law of Large Numbers?』の壁にぶちあたるのはいつか」「アップルにとって今後の事業成長の機会はどこにあるか」といった事柄について、自らの考えを説明していた。
本ブログでは「iPhoneに残された大きな成長の伸びしろ」について、これまで何度かチャートを使って説明したことがある(少なくとも四半期に一度は数字を更新している)。次のチャートはその最新版で、iPhoneのシェアと他の携帯端末のシェアの変化を比較したものである。
[プラットフォーム別出荷台数シェア / いちばん上の青い部分が非スマートフォン、茶系統は他社製OSを搭載するスマートフォン、緑系統はハードウェアとOSを同じベンダーが開発しているスマートフォン]
いっぽう、次に示したチャートは四半期ごとのスマートフォン、非スマートフォンの出荷台数をそれぞれメーカー別に示したものである。
[青系統の部分が非スマートフォン、茶系統は他社製OSを搭載するスマートフォン、緑系統はハードウェアとOSを同じベンダーが開発しているスマートフォン]
こうしてみると、この3年ほどスマートフォンの出荷台数が増え続ける傾向が一貫して続いてきていることがよくわかる(例外は2011年Q3にみられえ、iPhoneの一時的な落ち込みで、そのせいで緑色の部分全体がへこんでいる)。
(執筆:Horace Dediu / 抄訳:三国大洋 / 原文公開日:2月15日)
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