画像はイメージです original image: © SB - Fotolia.com
センサー内蔵で街の環境と利用状況を記録するベンチ、Soofa
2017.01.25
Updated by WirelessWire News編集部 on January 25, 2017, 06:59 am JST
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2017.01.25
Updated by WirelessWire News編集部 on January 25, 2017, 06:59 am JST
マサチューセッツ州ヘイブリル市の屋外のベンチは三人がけで、スマートフォンやタブレットを充電するためのポートが用意されている。電力はソーラーパネルが供給している。市民は無料で充電することができる。
このベンチはボストンのSoofa社が開発したSoofa Benchという地方自治体などに向けた製品。同社はMIT(マサチューセッツ工科大学)のメディアラボからのスピンアウト企業で、このベンチは2014年にボストンにお目見えし、現在は全米23州、世界5カ国、65の都市で導入されているという。
単に充電ができるという利便性を市民サービスとして提供するというだけでは、導入側へのメリットは不十分だ。Soofaのベンチはセンサーを内蔵しており、充電設備が使われているかどうかとは関係なく、このベンチがどのように使われているかというデータを集めることができる。
公共の施設(特に屋外)の利活用では、計画は立てられても利用実態をトラッキングするのは手間だし、あまりコストをかけるわけにもいかない。Soofaの構想では、公共の場所に設置するベンチなどにさまざまなセンサーを組み込んで、人の流れだけでなく、大気品質などをモニタリングするプラットフォームに進化させていくようだ。その際に給電が課題となるため、太陽光パネルとバッテリーを活用している。
現行バージョンのベンチでは、時間帯別、曜日別の利用実態が可視化されてグラフで表示されるほか、月次のレポートとして導入した地方自治体などに提供されている。
【参照情報】
・Soofa
・Haverhill will test out solar powered bench
・Haverhill unveils new Soofa solar-powered bench
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