local knowledge
2/14(水)開催 シュレディンガーの水曜日
循環型社会を実現する新しいプラスチックの開発と社会実装
2024.02.03
Updated by WirelessWire News編集部 on February 3, 2024, 11:00 am JST
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2024.02.03
Updated by WirelessWire News編集部 on February 3, 2024, 11:00 am JST
東京大学大学院新領域創成科学研究科の伊藤耕三教授、安藤翔太特任助教らによる研究グループは、「環境配慮型ポリロタキサン含有高機能ビトリマー樹脂」の開発に成功しました。従来のビトリマー樹脂に比べて、伸長性が5倍、自己修復性が15倍、形状記憶性が2倍、ケミカルリサイクル性が10倍、それに加え海水生分解性が発現するなど、様々な性能が劇的に向上します。これは「ポリロタキサンのスライド運動による応力分散や結合交換反応を促進する効果によるもの」です。
強靭で資源循環可能なエポキシ系ビトリマー樹脂の開発に成功したことで、熱硬化性樹脂が抱える環境負荷の問題の解決に道が拓ける、もっと平たく表現すれば、循環型社会を実現できるプラスチックを作った、ということです。
今回の「シュレディンガーの水曜日」は、開発などのご苦労、そして「環境配慮型ポリロタキサン含有高機能ビトリマー樹脂」の詳細を伺います。
・日時:2024/2/14 (水) 17:00-18:30
・講師:伊藤耕三(いとう・こうぞう)
東京大学大学院新領域創成科学研究科・教授/公益社団法人高分子学会・会長
・主催:シュレディンガーの水曜日実行委員会
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