五十年後の宇宙船地球号02:地球の告白
事実としてとても信じられないことかもしれない。僕らがしっかりと立っているこの大地は、実は日々高速で動いているというのである。僕らの素直な実感は、地球が動いていることではない。太陽が空を横切って動いているという現象だ。しかし真実はどうやら逆らしい。
2019.07.18
五十年後の宇宙船地球号01:地球の一地点
ポルトガルのロカ岬に僕はたたずんでいた。ユーラシア大陸の最西端に位置するこのロカ岬。ここは陸の果てで、この先は約5,400kmの大西洋が広がる。海へと沈んでいく夕陽は、アメリカでは今まさに日の出になりつつあることを僕らは知っている。
2019.05.24