歴史家はデータを歴史化する 2024.04.23 データを根拠にして判断を下す、あるいはデータを基に戦略を立てていくデータ駆動社会は、今後もしばらくは続くことになるだろう。しかし、データは私たちが生きている世界をフラットに網羅するものではない。その収集方法や分析方法には必ず人間の意図が介在するからだ。
機械と人間はどちらが有能なのか。1960年代の宇宙における答え 2024.04.18 機械と人間では、いったいどちらが有能なのか? この問いは今になって起きてきたものではない。1960年代には既に、宇宙開発を通じて人間はその答えを探り始めていた。
エセ治療を廃止するために必要な「不在データ」 2024.04.16 物事を検討するためにデータを参照することは、今や当たり前のアプローチである。しかし「テキスト」が最も重要であった時代にはそうではなかった。そして、データを無視することは人類に多大な損失をもたらしてきた。
無駄なデータ収集にコストをかけないためのプラクティス 2024.04.12 多くの人が効率よく安全にデータ分析できるように環境を整えるには、どうすれば良いのでしょうか? ここでは特に、データの「ロジスティクス」に目を向けてみましょう。
気がついたら「変な買い物」をしていない? スマホに潜む意外なリスク 2024.04.09 令和3年度の総務省 情報通信白書によると、2020年のインターネット利用率は83.4%で、スマートフォンによるインターネット利用率が68.3%、一方、PCによるインターネット利用率は50.4%とのことです。いまやスマホはインターネット利用の最大派閥でもあるのですね。
人類が宇宙へと飛び出していった本当の理由 2024.04.04 古来から人類は宇宙飛行を夢見てきた。古代ローマの風刺作家ルキアノスの「ほんとうの話」で、主人公は乗った船が嵐で空中に飛ばされて月にたどり着く。平安前期に成立した「竹取物語」の主人公かぐや姫は月の女性だ。つまり、月に人が住んでいて、地表と往来しているという空想が成立している。
パンデミックの最中でも成功したドバイ万博に学ぶ 2024.04.02 ドバイ万博は2021年10月1日から2022年3月31日の期間、UAE(アラブ首長国連邦)のドバイで開催された国際博覧会(登録博)である。参加国/国際機関は192に、会期中の入場者数は約2,400万人に達した。
研究の流行、追うべきか追わざるべきか 2024.03.28 大学に入りたての頃、ある人文地理の教官から、研究者の二つのパターンという話を聞いたことがある。曰く、たいていの研究者は、その時々の学問的な流れに従い、今流行っているテーマを集団で追求する。ただし、そこには例外もあり、こうした流行の変遷とは関わりなく、自分にとっての大テーマに取り組む研究者もたまにいる。
その便利さは誰のため? AI技術を実装する前に問うべきこと 2024.03.26 AI技術は、私たちの日常生活のあらゆる場面に浸透している。自分の生活を思い起こしてみても、朝起きてスマホやタブレットでその日の天気を確認したり、ニュースを読んだりする際、その天気予報やニュース記事の作成にAIが欠かせなくなってきている。
人間にとって「書く」こととは 2024.03.21 思い立って、机の周りの整理をするうちに、四十年近く使っていた万年筆が出てきた。このところ、ワードプロセッサーのお蔭で、すっかりご無沙汰していた。幸い、そのメーカーのインク・リフィルがあったので、入れ替えて書いてみた。懐かしい書き味が蘇る。突然激しい衝動が生まれた。原稿用紙をこのペンで埋めてみたい。