• 執筆者一覧Contributors
  • メルマガ登録Newsletter

教育と研究

「早期英才教育」は本当に必要か? 3万人超の経歴分析が示す新知見

オリンピックメダリストやノーベル賞受賞者、世界的音楽家など、何らかの分野で世界トップクラスの成果を出す人物を育てるためには、「幼少期に才能を見い出し、専門的な訓練によってその才能を最大限に伸ばす」のが近道だと一般的には考 […]

2025.12.24

エビデンスに基づいた政治ができない理由――科学と政治の間

認知科学の研究とアメリカの産業政策には密接な係わりがある だいぶ以前の話になるが、かつて認知科学の研究をしていた時に、その歴史について少しさかのぼって調査したことがある。公的な歴史記述では、認知科学は1960年代にアメリ […]

2025.12.19

多様な翻訳が可能な科学は、創造的活動のソースとなる

人は自分の習慣や規範的思考を変えるのに、明示的なトリガーを必要とする 画期的なものや人、出来事に出会ったとき、人はそれを境にそれまでの考え方やふるまいを変えることがある。よく著名人のインタビューなどで「あなたを変えたひと […]

2025.12.09

12歳でスマホ所有、うつや睡眠不足のリスク増 米1万人調査

スマートフォンを初めて手にする年齢が、その後の子どもの心身の健康に影響を及ぼす可能性が、新たな大規模調査で明らかになった。米国小児科学会誌『Pediatrics』に掲載されたこの研究によれば、特に12歳までにスマホを所有 […]

2025.12.08

彼女たちはなぜ大工になったのか。女性職人とのダイアローグ

あれ、女性大工が増えている? 国土交通省住宅局が実施している事業に「大工技能者等の担い手確保・育成事業」というものがある。関連HPには、この事業の目的が次のように書かれている。 「本事業は、大工技能者の減少・高齢化が進行 […]

2025.12.05

精神医療では太刀打ちできない8050問題に農が効く

人間に近づけたければ、人工知能に死を 前回、「人工知能の時代にあって、そもそも知能とは何かという問いが重要になる。最近の学説によれば、知能とは、単なる情報処理・演算装置ではなく、知能と身体性は切っても切り離せない」と書い […]

2025.12.04

脳の「青春」は32歳まで続く? 3,800人の脳画像が明かした「人生の5つの節目」

私たちの脳は、生まれたときから老年期まで、一貫してゆっくりと変化するのではなく、「5つの異なる時代(エポック)」を通じて大きく作り変えられているーーそんな研究結果をケンブリッジ大学などの国際研究チームが科学誌『Natur […]

2025.12.01

複数の言語を話す人は脳の老化が遅い?新たな大規模研究で判明

年を重ねても記憶力や集中力を保つ鍵は、語学にあるかもしれない。アイルランドのダブリン大学などの国際研究チームが行った大規模研究により、複数の言語を話す人ほど脳の老化による衰えが遅い可能性が示された。 この研究では、欧州2 […]

2025.11.25

どこへ行く、AIアート?

人は冗談や皮肉をどのように理解しているか 日々の会話の中で、我々はどうやって冗談や皮肉といった、少しひねった表現を理解するのだろうか。この問いに対して、斬新な答えを提供したのは、言語哲学者のグライス(P.Grice)であ […]

2025.11.18

サイエンスコミュニケーションがうまくいかないときに考えてみてほしいこと

専門家と非専門がコミュニケーションをする場合でも、情報は一方通行ではない サイエンスコミュニケーションという分野がある。この場合のサイエンスは、広く科学技術、テクノロジーを含むことが多い。文字通りサイエンスを伝えることだ […]

2025.11.07

建築と都市の危うい基層。ものづくり人はどこへ行ったのか

ミース・ファン・デル・ローエの蔵書、それは秘密 モダニズム建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエ(1886−1969年)。建築界では世界中「ミース」で通じる。20世紀後半の世界の建築と都市は、多かれ少なかれミースの提唱・ […]

2025.11.05

知性の基盤、魂の出入り口である口腔。切って削って治すことが正解とは限らない

口から入ってくるものが知能の基盤を作る 人工知能の時代にあって、そもそも知能とは何かという問いが重要になる。最近の学説によれば、知能とは、単なる情報処理・演算装置ではなく、知能と身体性は切っても切り離せないという。AIに […]

2025.10.31