クアルコムがインドで合弁事業を計画 - 地元企業2社が出資を検討
2010.06.15
Updated by WirelessWire News編集部 on June 15, 2010, 15:33 pm JST
2010.06.15
Updated by WirelessWire News編集部 on June 15, 2010, 15:33 pm JST
米ウォールストリートジャーナル(Wall Street Journal)が13日(米国時間)、匿名の情報筋の話として、インドのグローバルグループ(Global Group)とチューリップテレコム(Tulip Telecom)が、米クアルコム(Qualcomm)が設立を予定するワイヤレスブロードバンドの事業会社に対して、株式取得を検討していると報じた。両社とも13%に当たる株式の取得を検討している模様で、5000万ドルに相当するという。
クアルコムは先のBWAオークションで、ニューデリー、ムンバイ、ケララ、ハリャーナの4地域での2.3GHzの周波数帯を10億ドルで落札している。同社はこの周波数帯を利用して、TD-LTE方式のサービスを計画中という。
グローバルグループは、GTL及びGTLインフラストラクチャ(GTL Infrastructure )の持株会社。この両社はいずれも通信事業者向けにインフラサービスを提供しているが、どちらの企業が主体となるのかは、現時点では明らかになっていない。また、チューリップテレコムは、企業及び政府向けのネットワークサービスを提供している。
クアルコムのインド・南アジア担当社長のKanwalinder Singh氏は、ニューデリーのニュースカンファレンスで、「1ヶ月以内に事業パートナーを公表する予定」と述べている。
同社は、インド政府の規制に従って、最大で26%の株式を1社または2社以上のインド企業が保有するようにすることを検討しており、中長期的にはブロードバンド及びマルチメディアの市場を創出した後、株式売却による利益獲得をねらうという。
【参照情報】
・Qualcomm Considers Broadband Venture in India (Wall Street Journal)
・Report: Qualcomm in talks with Indian broadband JV partners (FierceWireless)
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