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米プロセッサメーカーのクアルコム(Qualcomm)が、オランダのチップメーカー、NXPセミコンダクターズ(NXP Semiconductors)の買収に向けて同社と交渉を進めているとする情報筋の話を米国時間29日のWSJが報じている。

WSJによれば、両社間の交渉は2、3か月中に合意に至る可能性があり、買収額は300億ドル以上になる見込み。ただし、今後交渉が物別れに終わる可能性の残っているという。

NXPセミコンダクターズはオランダの電機・家電製品メーカーのフィリップス(Philips)の一部門として60年以上前に誕生。2006年に複数のプライベート・エクイティ・ファンドに買収され、2010年に上場を果たしていた。また、昨年12月には米国のフリースケール・セミコンダクターを120億ドルで買収しており、その結果自動車関連製品の収入が全体の約40%を占めるようになっているという。なお昨年度の業績は売上が61億ドルで、利益は15億ドルだった。

WSJでは、クアルコムの狙いについて、コスト削減と効率上昇、特に社内での製品開発にかかるコストの削減を指摘する専門家の見方が紹介されている。またNXPの買収を通じて、クアルコムはモバイル端末向け以外の分野で事業を拡大することが可能となり、同時に自動運転車などで注目される自動車向けチップのサプライヤーとして一気に首位に立てる可能性もあるという。

チップ分野では近年、企業統合の動きが加速しており、例えば今年7月にはソフトバンクによる英ARMの買収計画も発表されていたが、同分野での買収額の合計は今年だけで750億ドル以上に達しているという。

【参照情報】
Qualcomm in Talks to Acquire NXP Semiconductors - WSJ
Qualcomm reportedly in talks to buy NXP for over $30B - CNET
Qualcomm in talks to buy NXP Semiconductors - Reuters

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