ミシガン州、マサチューセッツ州、運転中のテキストメッセージに罰金
2010.07.05
Updated by WirelessWire News編集部 on July 5, 2010, 12:10 pm JST
2010.07.05
Updated by WirelessWire News編集部 on July 5, 2010, 12:10 pm JST
アメリカの若者はテキストメッセージに夢中だそうだが、7月1日からミシガン州では自動車を運転中にテキストメッセージや電子メールを送受すると罰せられるようになったそうだ。翌日の7月2日には、マサチューセッツ州でも禁止された。
赤信号で停車中でもフリーウェイを走行中でもテキストメッセージを使うとチケットを切られるが、ヘッドセットなしで電話のダイヤルをしたり、通話したりしても大丈夫とのこと。初犯の罰金は100ドル(1ドル=87.93円換算では8,793円)、二度目は倍の200ドル(17,586円)になる。
単なる違反(civil infraction)なので、警官は罰金のチケットを切るだけで、使用していた携帯電話機を押収することはできないそうだ。ただ、摘発される際には通信記録がその場での証拠になるだろう。違反チケットは罰金の徴収だけで、スピード違反などのポイントには加算されない模様。
全米では、運転中にハンドヘルドでの携帯電話の使用自体を全面的に禁じている州が7つ(カリフォルニア、オレゴン、ワシントン、ニューヨークなど)とワシントンDCおよびバージン諸島。ヘッドセットなら問題ない。テキストメッセージは29州とワシントンDC、グアムで禁止されている。
携帯電話の扱いについては、スクールバスのドライバーは特別扱いの州が19あり、乗客が乗っている間は携帯は一切使えない。免許取り立てのドライバーも30州で携帯禁止となっている。
このように米国では州によって運転中の禁止事項が異なるわけだが、Governors Highway Safety Associationのサイトには様々な禁止事項がまとめられている。たとえば、カリフォルニア州では携帯電話とテキストメッセージについて使用が禁止されていることが分かる。このほか、シートベルトの着用を怠ると罰金は20ドル(約176円)であることや、歩道や自転車用道路のほか、車道上でもセグウェイ(Segway)の使用が認められており、セグウェイに乗っている人には、歩行者に関する法律が適用されるらしいということも分かる。
▼California Highway Safety Laws
夏休みに米国でドライブする予定がある人は、予期しない取り締まりや罰金の徴収に合わないよう、事前にチェックしておくと良いだろう。
【参照情報】
・Texting while driving in Michigan will now earn you a $100 fine
・朝から晩まで"テキスト"している米国の若者 - 10代のケータイ利用動向調査
・Cell Phone and Texting Laws (Governors Highway Safety Association)
・Reminder: Michigan Texting Ban
・Cellphone laws July 2010 (ハンドヘルドを禁止している州の地図)
・Massachusetts joins 28 other states in banning text messaging by all drivers
・Governors Highway Safety Association
・SEGWAY
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