21言語の音声翻訳・テキスト翻訳ができるiPhoneアプリ、NICTが提供
2010.08.06
Updated by WirelessWire News編集部 on August 6, 2010, 10:30 am JST
2010.08.06
Updated by WirelessWire News編集部 on August 6, 2010, 10:30 am JST
独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は2010年8月5日、iPhone向けの翻訳ソフトウエアを公開したと発表した。音声入出力で会話できる音声翻訳ソフトの「VoiceTra」と、文字入力の翻訳ソフト「TextTra」の2種類で、App Storeからダウンロードできる。日英独仏など21言語に対応する。
NICTは、多言語の音声翻訳技術の研究開発をこれまで行ってきた。その成果として、21言語が対象の音声翻訳とテキスト翻訳のソフトを開発した。NICTではソフトの性能評価およびユーザービリティ調査のために、iPhone用のアプリとして世界で提供する。
翻訳ソフトウエア「VoiceTra」、文字入力の翻訳ソフト「TextTra」ともに、翻訳処理はネットワーク型で処理する。iPhoneから入力された音声や文字はネットワークを介してサーバーに送られ、翻訳処理をした結果がiPhoneに送られるしくみである。一般の公開によって、実際の利用データを使って翻訳の品質を向上させるほか、音声翻訳の認知向上や民間との事業化推進などを目指す。ソフトの利用は無償。性能評価・ユーザービリティ調査は2010年12月末までを予定している。
対象となる言語は、以下のとおり。
日本語、英語、北京語、台湾華語、ドイツ語、フランス語、デンマーク語、オランダ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ブラジル・ポルトガル語、ロシア語、アラビア語、ヒンディ語、インドネシア語、マレー語、タイ語、タガログ語、ベトナム語、韓国語
【報道発表資料】
・"VoiceTra"と"TexTra"21言語翻訳ソフトウェア iPhoneのApp Storeからダウンロード可能に!
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