サムスンのAndroid搭載タブレット、米大手携帯通信3社が取り扱いへ
2010.09.13
Updated by WirelessWire News編集部 on September 13, 2010, 07:59 am JST
2010.09.13
Updated by WirelessWire News編集部 on September 13, 2010, 07:59 am JST
サムスン(Samsung)が先頃発表したAndroid搭載タブレット端末「Galaxy Tab」を、ベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless:以下、ベライゾン)、AT&T、スプリント・ネクステル(Sprint Nextel:以下、スプリント)の米大手携帯通信3社が扱うことが決まった。同社は9月16日(米国時間)にニューヨーク市で開催するイベントで、正式にこの発表を行う予定だという。
サムスンは9月2日(現地時間)にベルリンで行われたIFAコンシューマーエレクトロニクスショーで同端末を披露していた。アップル(Apple)の「iPad」追撃を目指して投入される同端末は、Android OS ver 2.2 「Froyo」で駆動し、画面サイズは7インチ(解像度は1024x600ピクセル)で3GとWi-Fiに対応。前面・背面の両方にカメラがあり、通常の音声通話に加えて、ビデオチャット(テレビ電話)も可能となっている。重さは380グラムで、iPadの680グラム(3Gでは730グラム)に比べてかなり軽い。
サムスン幹部はこの発表の際に、同端末の価格について、取り扱う各携帯通信事業者によって異なるが「(通信事業者による割引後)200ドル〜300ドルで販売される」可能性が高いとしていた。
Galaxy Tabについては、欧州ではすでにボーダフォン(Vodafone Group)が10月から各国の市場で取り扱いを開始する意向を示している。
サムスンはすでに販売しているスマートフォン「Galaxy S」で、共通の基本デザインに各通信事業者ごとのカスタマイズを施すというやり方を取り、同端末を米携帯通信4社(上記3社および第4位のTモバイルUSA)に供給していることから、Galaxy Tabについても同様の販売戦略をとることになったようだ。
いっぽう、AT&Tが独占的に扱うiPadは発売から80日で300万台を販売するなど、新たに立ち上がった(スレート型)タブレット分野で独走状態にあり、証券アナリストのなかには「2011年の販売台数は2800万台程度」と予測する者もある。
【参照情報】
・AT&T, Sprint, Verizon Said to Plan Samsung Tablet to Rival IPad - Bloomberg
・Phone Giants to Sell Samsung Tablet PC - Wall Street Journal
・Apple forecast to sell 28M iPads in 2011, chipping away at PC sales - Apple Insider
・サムスン、Android搭載タブレット「Galaxy Tab」を正式発表
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