電気通信事業者協会(TCA)は2010年10月7日、9月末の携帯電話・PHSの事業者別契約数を発表した。それによると、9月も携帯電話の純増数ではソフトバンクモバイルが圧倒的な差で首位を守った。
携帯電話の総契約数は1億1540万800で、前月比0.5%の増加というペースをキープしている。9月の純増数は60万1900だった。その中でソフトバンクモバイルは前月からの55%超の純増シェアを保ち、33万2600の純増を得た。3月末に第2世代のPDC方式を停波して純減になったが、4月以降は純増シェアの圧倒的トップを守り続けている。NTTドコモは10万9400の純増で、1月の10万8200という数字以来の低調な伸びになった。一方、KDDIは9万1400の純増で、4月の10万超え以来の伸びを確保した。イー・モバイルは6万8500だった。
前月の8月末の数値では、NTTドコモのiモードの契約数が前月比で1万2300の純減になった。これはスマートフォンへのシフトなどが影響しているとのことだった。9月末のTCA統計では、iモードとspモード合計で13万1100の純増という数値が出た。さらにNTTドコモの資料によると、iモードだけだと9月末は前月比13万9100の純減だったという。9月に始まったスマートフォン向けのISPであるspモードは、サービス開始の1カ月で単純計算ながら27万の契約を得たことになる。
▼契約数月次データ : 携帯電話等契約数 | 企業情報 | NTTドコモ
PHSは総契約数が377万7700。ウィルコムは3万9500の純減だった。ブロードバンドワイヤレスアクセス(BWA)は33万7100契約。UQコミュニケーションズは4万3400の純増と順調に利用者を増やしている結果となった。
【報道発表資料】
・2010年09月末現在 事業者別契約数(TCA)
・携帯電話等契約数(NTTドコモ)
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