Updated by WirelessWire News編集部 on October 7, 2010, 08:40 am JST
WirelessWire News編集部 WirelessWire News編集部
米最大手の携帯通信事業者であるベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless:以下、ベライゾン)は米国時間6日、同社が予定するLTE(Long Term Evolution)の商用サービス展開について正式な発表を行った。
開催中のCTIAカンファレンスで行われたこの発表によると、ベライゾンは今年末までに全米であわせて38都市圏でLTEサービスを提供する。当初に提供されるのはニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンDC、ボストン、サンフランシスコ、シカゴ、ヒューストン、ダラスなどの主要都市となるが、これにより米国在住者のほぼ3分の1にあたる約1億1000万人がカバーできるという。また、それとは別に全米であわせて62カ所の空港でもベライゾンのLTEサービスが利用できるようになるという。なお、同社はLTEサービスの通信速度について、下りが5〜12Mbps、上りが2〜5Mbpsになるとしている。
また、このネットワークサービス提供と前後して、来年1月のCES(Consumer Electric Show)には同社のLTE対応をうたった携帯電話端末、ノートPC、M2M(Machine-to-Machine)装置など、複数の機器が出展される予定だという。
ベライゾン・ワイアレスCEOのローウェル・マカダム(Lowell McAdam)氏はLTEに関する今後の計画について、2012年末までに2億人以上、2013年末までに2億8500万人以上をカバーできるようにすると述べている。
【参照情報】
・Verizon to Launch 4G Network in 38 Cities By Year’s End – Mashable
・Verizon Wireless to Light Up 38 Cities With LTE in 2010 – GigaOM