モトローラが「Droid Pro」を発表 - ビジネスユーザーへの訴求をねらう
2010.10.08
Updated by WirelessWire News編集部 on October 8, 2010, 09:33 am JST
2010.10.08
Updated by WirelessWire News編集部 on October 8, 2010, 09:33 am JST
モトローラ(Motorola)は米国時間5日、Android OSを搭載する新しいスマートフォン「Droid Pro」を発表した。リサーチ・イン・モーション(Research In Motion:以下、RIM)のBlackBerry端末に似たデザインのこの製品で、モトローラはビジネスユーザーの獲得を狙っていく。
「Droid Pro」は本体下部にキーボードを備えたデザインで、OSにはAndroid 2.2を採用し、3.1インチ液晶画面と1GHzのプロセッサ、5.5メガピクセルのカメラを搭載。また、3G回線を利用して他のモバイル端末の無線ルーターとして利用できるティザリング機能も装備する。
セキュリティ面の機能では、仮想プライベートネットワーク(VPN)への接続に対応し、また盗難や紛失の際には遠隔操作で内部のデータを消去することもできる。さらに、今後は内蔵メモリーやSDカード内部のデータの暗号化にも対応する予定だという。
なお、対応する通信キャリアは米国ではベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless)となるが、CDMAとGSMの両通信方式に対応しているため、世界220か国以上で利用できるようになっているという。
調査会社comScoreによれば、現在ビジネスユーザー向けのスマートフォン市場ではBlackBerryの優勢が続いているものの、この分野にでもタッチスクリーンを搭載したアップル(Apple)のiPhoneやグーグル(Google)のAndroid端末が勢いを増してきているという。一方で、RIMも先頃、タッチスクリーンを搭載し、さまざまアプリケーションに対応する「BlackBerry Torch」を発売していた。
【参照情報】
・Motorola's Droid Pro is heaven for BlackBerry fans who want Android - VentureBeat
・Motorola Takes Aim at BlackBerry With Droid Pro - Digits (Wall Street Journal)
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