ソニーが「Google TV」対応のインターネット・テレビを発表
2010.10.14
Updated by WirelessWire News編集部 on October 14, 2010, 08:51 am JST
2010.10.14
Updated by WirelessWire News編集部 on October 14, 2010, 08:51 am JST
ソニーは米国時間12日にニューヨークで「Google TV」に対応した液晶テレビとBlu-rayプレイヤーの発表を行った。
今回発表されたテレビのサイズは、24インチ、32インチ、40インチ、46インチの4種類で、価格はそれぞれ599ドル、799.99ドル、999ドル、1399ドルに設定されている。また、同時に発表されたGoogle TV対応のBlu-ray プレイヤーは399.99ドルで発売される。これらの新製品は16日に米国で発売が開始される。
グーグル(Google)の「Android OS」をベースに開発されたGoogle TVには、同社のウェブブラウザ「Chrome」が搭載され、ウェブの閲覧や各種のウェブサービス、テレビ番組やネット動画の検索と視聴などが、テレビ画面上から可能になる。グーグルではソニーやインテル(Intel)、ロジテック(Logitech)などと共同でGoogle TVの開発を進めてきており、先週にはロジテックが対応するセットトップボックス「Revue」を発表していた。
ソニーが発表した新製品は、インテル製のAtomチップを搭載し、Wi-Fi経由でインターネットに接続できる。有料衛星チャネルのDISH Networkに対応するデジタル・ビデオレコーダー機能も内蔵するほか、「YouTube」「Netflix」「Pandora」「Napster」など、ウェブ上の動画・音楽配信サービスを利用するためのアプリケーションがインストールされており、テレビ番組の検索と視聴、ストリーミング動画の閲覧、Twitterへの投稿などを一台で楽しめるほか、ブックマーク機能も備えている。
一方、テレビのリモコンに関しては、操作性を疑問視する声もあがっている。New York Timesのブログ「Bits」の記事は、このリモコンに付属するQWERTYキーボードに触れながら、一般ユーザーが使いづらいと感じる可能性に言及している。またEngadgetでは、マウスとキーボードの連動性の悪さを指摘している。
なお、ソニーではAndroid OSを搭載する携帯電話をGoogle TVのリモコンとして使えるようにする計画で、そのためのAndroidアプリの提供を予定している。
▼報道資料
【参照情報】
・Sony Unveils the First Google TV - New York Times
・Sony gets in on Google TV with "Internet TV" sets and Blu-ray player - Venture Beat
・Sony's Internet TV (powered by Google TV) first hands-on! - Engadget
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